感想

                  







耳の聞こえないお医者さん、今日も大忙し
フィリップ・ザゾウ著 相原真理子 訳|草思社 発行|¥1900−| | 

先天性聴覚障害を持つフィリップ・ザゾウ氏が、障害を克服して家庭医になるまでの苦労や、実際の医師として活躍する毎日の出来事を、面白おかしく書かれたノンフィクション。



重い話しかと思いきや、意外と軽く書かれています。ただ医者と言う立場で、聴覚に障害を持つと言うことは、どんなに大変かと言うことは解ります。ただしザゾウ氏の場合、相手の唇を読む事と、自分が話す事で大抵の意思の疎通は出来るため、その不自由さを読み手が掴み難いかもしれません。

健常者にとって、話さないと言う聾障害の体験は可能でも、聞こえ無いと言う聴覚障害を体験する事は不可能ですからね。
なんだかアッサリし過ぎていて、小説読んでるみたいな感じでした。












ボランティア・スピリット
永井するみ 著 |光文社 発行|¥1600−| | 

市民センターの一室で、週に2回、ボランティアによる「日本語教室」が開かれていた。
その教室に通う「教える側の教師」、あるいは「習う側の外国人」の日常に潜む、チョットした事件を書いた短編集。



永井さん独特の「社会派」的な要素は、あまり感じられませんでした。確かに外国人が増える昨今、日本人と外国人との関係や、問題がニュースになる事は有ります。
ですから、本の些細な日常にも文化や習慣の違いから生まれる「?」は有り得ます。
ですからミステリーと言えばミステリーだし、違うと言えば違うと言う微妙な本でした。
少なくとも私は、そう感じちゃいました。

永井さん独特のミステリーだと思って読んでいたので、チョッと肩透かし。











名探偵で行こう 最新ベスト・ミステリーシリーズ・キャラクター編
赤川次郎 他12名 著/日本推理作家協会 編|光文社 発行|¥876−|


最近の名探偵、あるいは名刑事と名高いメンバーを集めた短編集。



三毛猫ホームズを久しぶりに読んで、チョッと懐かしかった〜。
「これはサイコー!」って感じの作品は無かったのですが、石田衣良氏の「エキサイタブルボーイ」は面白かった。

ドラマ化された“池袋ウェストゲートパーク”の話なんですが、長瀬(TOKIO)の顔が浮かんでしまって、変に楽しめました(←日本語 変)

時間が無い時は短編が読みやすいのですが、12話は多すぎる感も否めない。


さて次どうするか・・・・・?