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ハリーポッターと炎のゴブレット (上)(下)
J.K.ローリング著 松岡祐子 訳|静山社 発行|¥3800−| |
4年生に進級したハリーを待っていたのは、数百年ぶりに開かれる魔法学校対抗の合同魔法対抗戦だった。
既読の方も多いのでしょうから、いまさら書く事もあまり無いのが正直なところです。
4作目は上下巻に分かれました。でもその面白さで、アッと言う間に読み終わってしまいました。筆圧の強さはお見事!
本作品の中でも不可思議な事件が起こり、「その犯人は?」と推理させられるのですが、私はまんまと引っかかってしまい、予想外の人物に驚かされました。ある種のミステリーとしても、完成度は高いと思います。
次回作の「(仮称)ハリーポッターとフェニックス勲章」は、さらに頁数が増えたと聞きますので、上中下に分かれるのか、違う意味でも興味津々(笑) |
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死びとの座
鮎川哲也 著 |光文社文庫 発行|¥590−| |
東京は中野の中野セントラルパークには、何時の頃からか「死びとの座」と呼ばれるベンチが有った。そのベンチで芸能人のミッキー中野が撃ち殺されると言う事件が起こる。
多すぎる容疑者、解らない動機、そして数々の嘘。
事件が混迷を深める中、ご存知!鬼貫警部登場。
嘘の多すぎる容疑者たちのアリバイ崩しが、チョッとまどろっこしかったですが、トリック崩しは、まぁまぁ面白かったです。ただ前半の枝葉の部分で気を削がれた感は、どうしても否めません。
でも鮎川さんの安定した筆圧は、読んでいて安心感出来ます。
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人質カノン
宮部みゆき 著 |文春文庫 発行|¥476−| |
全7話からなる短編集。
93〜95年に書かれた書かれた作品ですが、やっぱり勢いがあって、どれも魅力的。
長編よりも短編ミステリーの方が難しいと思っているのですが、仕上がりが綺麗でした。
個人的には「八月の夏」がツボ。
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MISSING
本多孝好 著 |双葉文庫 発行|¥600−| |
2000年版「このミステリーが凄い」第10位の作品。短編集です。
全作通して、「青春」と言うか「思春期の戸惑い」みたいな感じと、ある意味での清涼感みたいな物が混在しているように感じました。
辛口で言わせて貰えば、プロットが稚拙な物もありますが、全体のまったりした雰囲気がそれらをカバーしています。宮部さんの「人質カノン」と続けて読んでしまったので、その辺りが余計目立ったのは、失敗だったのかもしれません。もう一作は読んでみたいです。
お気に入りは「瑠璃」。
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火車
宮部みゆき 著|新潮文庫 発行|¥540−| |
突然に姿を消した婚約者の女性。彼女に一体何が有ったのか?彼女の行方を探して欲しいと頼まれた休職中の刑事、本間が見た驚くべき世界と真実。
カード社会の現代に一石を投じる社会派ミステリー。
これも有名ですから既読の方が多いのでしょうね。
そう考えると、私・・・ミステリー読んで無いジャン!(笑)
バックデータに裏打ちされた「社会派ミステリー」って、結構好きです。と言う訳で、この作品も好き。行方不明の女性が、どうなっているのかと言う興味と同時に、その過去には一体何が有ったまかと言う興味で、読み手をグイグイ引っ張る筆圧の強さはお見事。
個人的には婚約者の男が嫌いです(笑)
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プリズム
貫井徳朗 著 |創元推理文庫 発行|¥640−| |
小学校の女性教師が、自宅で何者かに殺される。生徒にも評判の良い、優しい女性教師がなぜ?現場には数々の証拠品が残され、容疑者は直ぐに絞られるのだが・・・。
「慟哭」で鮮烈デビューした貫井氏の放つ、本格バリバリミステリー。
上手い!!!
読み始めは「あれ?これって短編なの?」と思わせるぐらいアッサリしていたのですが、本当は4章に分かれ、それぞれが別の視点から書かれています。
学校の子供達にとっては優しくて理解有る教師が、こんな一面も有るのか・・・って感じで、被害者の人物像を視点を変えることで、掘り下げています。
当然、そこから導き出される推理が違ってくる訳ですが、その辺りの書き方が絶妙でした。
(ただし一歩間違うと、叙述トリックの失敗作になりかねないギリギリの所)
ただしオチは嫌いです。こう言う結びって、フラストレーション溜まりますから勘弁して下さい(笑)
四章の「感情の虚飾」だけは、納得いか無いのですが、プリズム化するには大切な一章だったのでしようね・・・。
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魔剣天翔
森博嗣 著 |講談社 発行|¥840−| |
衆人環視の見守る航空ショーの最中に、演技中のパイロットが背中から銃で撃たれ殺される。後部座席に座っていた被害者を、誰がどうやって狙撃したのか?空の上での密室殺人。
瀬在丸紅子シリーズ。
ふぅ〜・・・・・。
コメント無しにしようかと思ったのですが、それもあんまりなので少しだけ書きます。
ハッキリ言って、瀬在丸シリーズ嫌いです。
「じゃあ読まなきゃ良いじゃん〜」って感じなのですが、それでも期待する所が有るから、裏切られてもまた読むと言う懲りない奴なのですが、今回のもチト辛い(--;)
大体、後部座席に載っていた被害者の背中を撃つと言う設定から、無理があるような気がします。普通なら現場検証して、状況を地の文で公開できるからフェアになるのですが、飛行機の場合、墜落して炎上したら殆ど証拠隠滅状態でしょ?
あとはロジカルな帰結を待つしかないのですが、それだって何とでも帰結できてしまいます。ミステリーに唯一無二の結論を求めるほど稚拙ではありませんが、この作品の場合だけは、「なんとでも書ける=書かなくても一緒」と思えて仕方有りません。
ミステリーとして読むからいけないんだよなぁ・・・・・、冒険小説として読めば良いのかも?
でもまだ積読本の中に、瀬在丸シリーズがある(--#)
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左手に告げるなかれ
渡辺容子 著 |講談社文庫 発行|¥667−| |
万引犯を補足する保安士 八木薔子に殺人の容疑が掛かる。被害者は、以前薔子の不倫相手だった男の妻。被害者は血文字で「みぎ手」と、ダイイングメッセージを残す。
そして薔子の右手には、大きな傷跡が・・・。
第42回乱歩賞受賞作。
惜しい!とっても惜しい!
何が惜しいってプロットは良いし、保安士と言う設定も面白い。薔子の過去も愛憎劇も面白いし、意外性もある。その上、薔子の上司のキャラクターも凄く面白い。
でもただ一点だけ、どーしても惜しいのが薔子の人物像が、イマイチ想像しきれなかったのです。これは「人物像が書けてない」のか、「私の読解力が未熟」なのかは解りませんが、その一点だけが惜しい作品でした。
事件の繋がり方は、とってもお見事でした。全体的にはレベル高いと思います。
余談ですが「左手に告げる無かれ」・・・この台詞カッコ良いかも(笑)
どこかで使おう。うんうん
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鬼流殺生祭
貫井徳朗 著 |講談社 発行|¥840−| |
時は明詞(架空の元号)七年、東京の武家屋敷で帰国したばかりの青年軍人が刺し殺されると言う事件が発生した。結婚を間近に控えた青年、長い留学から戻ってきたばかりの彼に、殺されなければならない理由とは一体なんなのか?
そして同じ屋敷で第二・第三の不可思議な殺人が!
ある意味で「密室物」と呼んでも良いでしょう。ただ、そのトリックには「?」って感じ(笑)
武家と公家の違いや、維新直後の明詞の混迷が生んだ悲劇のような事件ですが、この時代でなければ有り得なかった事件でしょうね。
その背景は最後で解き明かされることになるのですが、なぁ〜んとなく途中で解っちゃいました。(だってそれ以外、解決方法無いもん)
貫井さんの「慟哭」読んでみたいです・・・。
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秘密
東野圭吾 著 |文春文庫 発行|¥590−| |
妻と娘を乗せたスキーバスが転落事故を起し、妻は死亡。
生き残った娘が、ようやく意識を取り戻すと、そこには死んだ筈の妻の意識が。
広末涼子主演で映画化された「秘密」の原作本
面白かったのは確かに面白かったのですが、個人的にはこう言う作品あまり好きじゃないです。なんだか切なさだけが残り、読後に何か飲み込めない物が、喉に引っかかったような気がして・・・。
凄さは認める。面白さも認める。そして書名「秘密」の本当の意味も凄かった。
でも好きか嫌いかと聞かれたら、残念ながら嫌いに近いです。
ゴメンなさい・・・。
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夢・出逢い・魔性
森博嗣 著 |講談社 発行|¥820−| |
「女子大生対抗クイズ番組」に参加する事になった練無たち一行。だがリハーサルの最中に、番組のプロデューサーが何物かに射殺される。彼は「幽霊に殺される」とノイローゼ気味だったのだが、果たして幽霊とは何を意味するのか?
事件に巻き込まれた練無たちは、保呂草、そして保呂草の友人の探偵と一緒に犯人に迫っていく。瀬在丸シリーズ。
今回のは、まぁまぁ良かった(←エラソー)
森さんが叙述を使うとは思わなかったし(←ネタバレ注意)、TV局と言う事件設定の面白かった。ただ・・・保呂草は要らないんじゃない?若しくは紅子が要らないか?(笑)
名探偵が二人いると、どちらにも感情移入できなくて興味が半減しちゃいます。
今回に限って言えば、3人いたような気がするので>名探偵(笑)
森さん、暫し休憩します宣言!(^^;)
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綾辻さんの本格ホラー「最後の記憶」を読み始めたいのですが
どうしても一頁目を開けない(--;)←怖いの苦手
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