住宅建築家として活躍された宮脇さんのエッセイ集です。
私が面白いとご紹介する建築本は、一般的な「建築のHOW TO本」ではありません。
この本も勿論そうです。「○×工法が最高ー!」とか「断熱方法はこれしかない!」みたいな本の類からは、大切な部分を感じる、あるいは知ることが出来ないと思っているからです。(勿論、そう言う本を否定はしませんが)
住み手が建築を考える時、もっと言えば「自分の家」を考える時に、一番大切なことは工法云々を考える事では無く、自分達がどう生活して行くのかを思い描く事だと思うからで、工法云々は、その後の話です。
この本は1985年に書かれた物に加筆訂正し、96年に出版されたものですが、今読んでも全く古さを感じませんし、大切な点も変わっていないと思います。「家」における大切な点とは、そう言う不変の場所にこそ有るのではないかと思います。
楽に読めて、シッカリと心に残る事が有る建築の本て、そうそう有るものでは無いと思いますよ。
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