Essay 87 無礼な風

年も押し詰まり、段々寒くなりますねぇ~。まぁ、冬ですから当たり前なのですけど、思わずコートの襟を合わせたくなってしまいます。そうでなくても寒いのが苦手な私には、辛い季節なんですよ~。


ところが、そんな季節なのにも拘わらず、道行く人に無礼にも、「失礼な風」を吹き付ける奴がいるのです。そう!エアコンの室外機なんです。


近所に市立病院があるせいで、この界隈に続けざまに薬局の建物が建ったのですが、その一軒の室外機が、道行く人に不快な風を送り続けているんです。


また、その室外機が大きくて、180cm以上の身長を持つ私でさえ直撃するんですよ~。しかも道幅は狭く、その不快な風を避けようが無いんです。薬局の設計者は、一体どう言うつもりで、あんな物を道に面して置いたのか悩んじゃいます。


「工事が終われば関係ないから」と考えたか、よっぽど配慮に欠く設計者のどちらかでしょう。どちらにしても最悪です。


その場所しか置くスペースが無かったのなら、せめて道行く人に風を当てないように配慮すべきです。例えば、風が上か下を向くようにフィンを付けるとか、建物の外壁に架台を設け、人の背を交わすような位置に設置するとか、方法は有りそうなもんですよね。


薬局に行く人は、基本的には病気の人でしょう?その病人に向かって、エアコンの室外機の風・・・それも強力な奴を吹きかけるという配慮の無さは、見ているこっちが情けなくなっちゃいます。


きっと冬場の暖房時だけでなく、夏場の冷房時も同じように風が吹き続けるでしょう。こうして、少しずつ「人に優しい街」が失われていくのかもしれませんねぇ。胸が痛みます。
貴方の家の室外機は大丈夫ですか?

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