Diary 2001年11月30日

日記を書こうと思ったら・・・日付がなんか変だった??? 今日は29日の金曜日??? よく見たら22日が2回有った。
今度から私の事を 時をかける探偵長 と呼んで!・・・・・・面目無い m(_ _)m


午前中、仕事をサボリ、車で40分ほど走った秦野市文化会館まで、映画“アイ・ラブ・フレンズ”を、観に行って来た。ここ数日、無理なペースで仕事をしていたのは、実はこの時間を取る為だった。だから、もしつまらない映画だったら、とっても腹が立つのだろうと思っていた。

会場に着き、受付の人に前売り券を渡す時に、何気なく「こんにちわ、これでお願いします」と話し掛けてしまったのだが、これが大失敗。受付に座っていた3人の男性は、全て聾唖者だったのだ。チョッと考えれば解りそうなのに・・・と、イキナリのしくじり。一挙に緊張が高まってしまった。
だって聾唖者が多く集まっている会場なんて、行った事が無いでしょ?何が良くて、何が悪いのか全然勝手が解らなくなっちゃったんです。

会場に入ると、前の方に聾唖者の方が大勢座っていられて、取っても早いスピードで手話の応酬!「話し掛けられたらどうしよう~」と緊張は頂点に・・・(この辺りが自意識化過剰と言われる最たる所以なのだが ^^;)

映画って始まる前に開演のブザーが鳴るじゃないですか?当然のことながら聾唖者の方々には聞こえない訳で、暗くなり始めて初めて前を向くって感じで、なんか・・・・・そんなのを実体験しちゃいました。

さて映画の中身なのですが、10:30から始まって12:30迄の2時間・・・・・殆ど泣いてました~(^^) 

いや~、主演の忍足さんも然ることながら、妹役の藤田朋子さん・・・・・恐るべしって感じで、手話がとってもお上手でした。最初は字幕を見ないで、手話ばかり見ていたのですが、話が進むにつれて引き込まれるように、見入っちゃいました。


交通事故で子供を轢き殺してしまったと言う、心に傷を持つ造園士の真。その真の傷を癒そうとする聾唖のカメラマン美樹と、美樹の死に別れた夫の一粒種の優太との心の交流を軸に描かれています。心の傷を癒し「生きる」と言うことを大切に考えたいと願うテーマは、とっても素晴らしかった。舞台が京都であると言うことから、のどかな風景と「花」を重要なファクターとして取り入れ、自然の優しさも描かれていました。

優太が幼くして死に別れた父との心の交流などもあり、私なんか2時間ほとんど目がウルウルしてました。人から離れた所に座っていて良かったです(^^)

こう言う映画は、ロードショーで上演しなくて正解だと思いました。訳の解らんコメンテーターに、「ああでも無いこうでも無い」と批評されるよりも、見る人だけが見て、コッソリと心の中に感動を仕舞いこんでおけば良いのだと。

この映画を作られたスタッフの皆様に、心より感謝です。(映画を観て、こんな気持ちになったのは初めてです)
それにしても、石倉三郎氏・・・・・・良い味出し過ぎーーー!(爆)

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