Diary 2002年12月4日

本日、朝一から建物の引渡し。
工事が完成するのは嬉しいが、これからは「人の物」になってしまうのかと思うと、チョッと寂しい・・・。(←もともと人の物)
設計の段階から彼是と手を掛け、工事になっても通して関わり、工事期間中は自由に出入していた建物が、明日からは入っちゃダメなんて~(T.T) 

と、まぁ~半分冗談、半分本気の話は置いといて、早速出かけてきましょう!
大切なもの、それは人それぞれに違う。お金が大切だと思う人もいれば、自分の仕事を何よりも大切にする人もいる。

立場やプライド、家族や恋人を大切だと言う人もいるだろう。それは世代によって違うのかもしれないし、性別や生い立ちの違いによるものかもしれない。そして兎角人の大切なものと言うのは、他人から見れば下らなく映る物なのかもしれない。

そして大切な物と言うのは、決して一つでは無かったりする。
二つも三つも、あるいは幾つかの物を「大切」だと抱え込む事もあるだろう。

でも、よく考えみたい。ひょっとすると本当に大切なものは、その中のたった一つだけなのかもしれないと言う事を。そのたった一つのものから、繋がった幾つかの物が、「大切」だと思えるのかもしれないことを。

「たった一つの大切なもの」は「大切なもの全て」に繋がり
「大切なもの全て」は「たった一つの大切なもの」に帰結する。

別に特別不思議な事じゃない。そのたった一つのものとは、自分自身の心なのだから。
心が「守りたい」・「傷つけられたくない」・「手放したくない」と叫んだもの・・・それを人は「大切なもの」と感じる。

たったそれたけの事なのだが、たったそれだけのものを守るために、人は鬼にも夜叉にもなる。だから鬼は怖く、夜叉は激しい。だがその激しさは限りなく強い。
守るべき大切なものを、愛しむ心が強ければ強いほどに。
その強さを信じてみたくなる夜に・・・・・。

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