Diary 2003年2月2日

深夜の臨時ニュースが、スペースシャトルの事故の映像を突然写し始めた。アメリカのニュースキャスターが喋り、同時通訳の女性が、辻褄の合わない通訳を繰り返す。そのチグハグさが、返ってリアリティーと緊張感を煽っていた。
不謹慎だが、1stガンダムの大気圏突入シーンを思い出す。

TVでは繰り返し、機体が無数に分裂しながら落下する映像が流れていた。『テロの可能性は少ないと思われる』と言う説明が、アメリカの緊張と驚愕、そして不安定な今を象徴しているようだった。

深夜の臨時ニュースは、宇宙への道が一歩後退する瞬間を写していたのかもしれないと感じた夜。

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