Diary 2005年12月25日


「ローマの休日」を観た。随分久しぶりに見たオードリは、やっぱり綺麗だった。
小学校の低学年、世間ではフォーククルセダースの「帰って来たヨッパライ」が流行っている頃に、初めてローマの休日」を観た事を思い出す。明治生まれの祖母が洋画が大好きだったので、その影響だった。だから中学の頃には、月刊スクリーンとか月刊ロードショーを読む、チョッと変な奴だった。

クラスの同級生が天地真理や南沙織の写真を、下敷きに挟んで喜んでいた時(中に写真等を入れられる下敷きが有ったのです)私はビビアン・リーとか、オードリ・ヘップバーンの写真を挟み悦にいっていた。そんな事を思い出させる、良い映画だった(笑) そうだ!今度の休日はローマに行こう、うんうん。

リリー・フランキー著 「美女と野球」 読了。
リリーさんの本と言うのは、読み手によって凄~~~く評価がハッキリしている本だと思う。
たぶん女性は嫌いだと思う・・・・・・・いろんな意味で(笑)
で、そんなリリーさんが書いたエッセイ集 その3なのだが、私は面白かった。
一般的には差別用語とされている言葉がガンガン出るし、破廉恥、御下劣何でも有りだけど、その中には真実が有るような気がした。その表現や切り口に好き嫌いがあるのは一目瞭然だけどね。

で、今話題になっている、読んだ人全員が泣くと言われている「東京タワー」を書いたのも、同じリリーさん。「東京タワー」だけを読んだ人が、“リリーさんて素敵”なんて思っていたら、それは一面だけを見た勘違いなので、こっちも合わせ技で読むと良いと思う。
現実と言うものが、よく分かるから。

ちなみに、このエッセイ集の中にはママンキーが手術するシーンも、オトンキーと久しぶりに再開するシーンも含まれている。そう言う私は、これから「東京」を続けて読もうとしている。


クリスマスなので、もう一つ書く。
本屋さんで、仕事関係の知り合いとバッタリ会った。で、その方に「何かお薦めの本は有りますか?」と聞かれたのだが、これが意外と辛い質問で冷や汗を掻いた。

だいたい本屋さんの中で、「この本が良いとか、この本はつまらなかった」と、声に出して言うのは、かなりの度胸がいる。
だって回りは本好きだらけ。下手な事を言ったら、「ふん、素人め」と鼻でせせら笑われるのは目に見えている。
また聞いてきた相手に対しても、下手な本を薦めるとセンスを疑われかねない。かと言って逃げる訳にも行かない。絶体絶命!その上、相手のプライベートと言うか、趣味とか嗜好が全く分からないのに、何をどう勧める自分???

で、で、迷った挙句に恐る恐る「重松さんなんかは・・・」『あっ、それ読みました、面白かったですよね』
おお~、これはセーフだった訳だ・・・・じゃあ「梨木さんは?」『あっ それも読みました』
おおー!これもセーフだー!なんか凄いぞ自分。で、調子に乗ったのがマズかった「石田衣良さんも良いですよ」『あぅ、それ一冊読みましたけど・・・・・』 ああぁー、これは外れだったのかぁぁぁ~~~~~!

などと一人でオタオタしながら、結局「博士の愛した数式」の文庫版を、お薦めして一件落着。
本屋さんに行っただけなのに凄い疲れた。。。。。
「このミス2006」も買ったのだが、その話はまた。

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