読んだ本 1冊

天才・立原道造の建築世界―Michizo Tachihara 1914-1939
天才・立原道造の建築世界―Michizo Tachihara 1914-1939
武藤 秀明
■武藤秀明著 『天才・立原道造の建築世界』読了 <今年15冊目> 
1914年、日本における建築家の草分け的存在として知られる辰野金吾氏が設計した、東京駅が完成したこの年に、立原道造は生を受けた。後年、成長した立原は、その辰野氏が学長を務めた東京帝国大学工科大(現在の東京大学)に進み、建築を学ぶことになる。在学中、3年連続で辰野賞を受賞し、その才能は計り知れなかった。そんな立原は、若干25歳の若さで、この世を去ってしまう。建築家として、詩人として“天才”と呼ばれた立原の思想と、3つの論文を軸に、彼の人となり、そして建築観に触れる一冊。

立原道造氏は、好きな建築家のお一人。ただし知ったのは、詩人としての立原氏の方が先でした。こう言うところにも、理系ではなく、文系チックな私(笑)
その立原氏を、建築的な視点から捉えた本だと言うので期待していたのですが、正直イマイチでした。立原氏を軸にして書かれていたのは、第1部だけで、2部、3部と進むうちに、著者自身の建築に対する考え方が前に出てきて、立原氏の思想が見え難くなり、そこが残念でした。

この本を読みながら、学生時代に読んだ立原氏の詩集を思い出しました。
立原氏が結婚を約束した女性、水戸部アサイに送った手紙の数々は、読んでいて胸が張り裂けるほど切なかった。

やっぱり立原の詩集全集、集めようかなぁ~。復刻版も出てた筈だし・・・
ただし、1冊7~8000円で、全・・・何巻だろう? おしょろしぃ・・・・・

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