『さくら草』読了 - 30

さくら草
さくら草
永井 するみ

久しぶりの永井さんを読む。
高級ジュニアブランドのプライムローズ。そのプライムローズを着た少女たちが、一人また一人と殺されていく。共通点は、プライムローズの洋服を身に纏っていた事だけ。
捜査線上に浮かぶのは、「プラロリ」と呼ばれるプライムローズを着る少女追いかける輩と、プライムローズの関係者。幾つかのシーンが一つに繋がるとき、全ての謎が帰結する。

相変わらず、リズムの良さはお見事です。
一つ目の事件が発生し、被害者と事件全体の背景を描きつつ、捜査が行き詰る。そして第二の事件、第三の事件と終盤に向けて加速していく様は、読み手を惹きつけるテンポと速さがある。こう言う本は、とっても好きです。
一昔前ならキャリアウーマンと呼ばれた女性たちの、内面を上手に描きながらの事件展開、面白かったです。

さてさて、ようやく30冊を読み終えた。
今年後半に、残り20冊かぁ・・・・・頑張らないとイカンなぁ・・・うんうん。

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