サインは貰うべきか?

出版社から原稿が届いた。
先日オファーをいただいた、新作ミステリーの建物を検証するための原稿だ。まだ校正も終わっていない、出稿ホヤホヤで湯気が出ている原稿の束は、頁数にしておよそ500頁。
読み応えがありそうなボリュームだ。

凄い量!

でも考えてみると、なんだか不思議な気分になる。
つい先日までは、この方の作品を、ただ楽しく読むだけの一読者に過ぎなかったのに、今は本になる前の原稿を手にしている。その間に何があったのだろう・・・。自分としては、取り立てて変化があった訳ではなく、ただ、相変わらず好きな事を、好きなようにやっていただけ。
でも、やはり自分が気付かない程度の、何か変化はあったのかもしれないな・・・。

この作家さんには、熱烈なファンが沢山いらっしゃる。だからファンの方から見たら、本になる前の原稿は涎物の筈。大切に管理しなければ。勿論、私にとっても涎物である事は違いないのだが、今はまず建物を読み起こす作業が第一で、本当の意味で楽しめるのは本になってから。やっぱり楽しく読むのは、一読者の立場が良い。

早速お預かりした原稿を、読み始めたいと思う。そして来月にはお会いして、打ち合わせをする事になっている。著者からの建物のスケッチ、あるいはイメージも見せて貰えそうなので、とても楽しみだ。ひょっとしたら、長年、疑問に思っていた「館ミステリーにモデルはあるのか?」と言う謎に、ミステリーの第一人者からの話が聞けるかもしれない。
オッ!この様子を録音して、何処かで活字にしてはどうでしょう?←誰に言う(笑)
それまでにシッカリと建物を読み取り、私なりの建物のイメージを掴んでおきましょう。

ちなみに担当者の話では、本のクレジットには、私の名前も入れて貰えるとのこと。
それが一番嬉しかったりして♪
生きていると、楽しい事は沢山あるのです。

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