諸悪の根源

「諸悪の根源は私です」と、反省の言葉をブログに書いた女優の沢尻エリカ。ずいぶん、アチコチで叩かれているけど、チョッと可哀想な気がしないでもない。勿論、映画の記者会見の席での不遜な態度はいただけない。主演女優が映画の見所を聞かれて、「別に」と答えてしまえば、そりゃあ~見る気も失せると言うもの(笑)。映画会社も監督も、他の出演者さんだって大迷惑だよ。個人的には竹内結子に対して、同情を禁じ得ない。

でもさ、なんとなくメディアを含めた世間一般を見ていると「ここに悪党を見つけたぞ!それー、叩くなら今だー!」みたいな、「ノリ」の部分が有るような気がしないでもない。

自分も含めた多くの人が、いろいろなストレスを抱え込んでいて、何かあったら爆発してやろうと、待ち構えているような気がするんですよね・・・。さしずめ手にライターを持った状態で、火を点けられる爆弾を探して歩いているようなもの。そんな時に見つけた爆弾の一つが、お姫様キャラの沢尻エリカの失態。確かにあの「別に」とか「特に有りません」を連発されれば、「ふざけんなよ!」と言う感じになるのは分かるけど、それはあの壇上に一緒に並んでいた方のセリフだと思う。

何処かで「私は演者、表現者」みたいなことを言っていたと思うが、女優として観客にどう見せるか、どう聞かせるかと言うのは、スクリーンの中だけではなく、そこへ誘う時も同じように演じる事が必要なのだと思う。それが上手に出来ない未熟な女優さんだと言うことでは?女優と言うエンターティナーに対して、気に入らなければ拍手を送らなければ良いだけの話。

諸悪の根源は、残念ながら彼女自身だとは思うが、彼女の愚行に対して諌めてあげる、あるいは諭してあげる事が出来ない、周りの責任だって多少は有ると思うのです。と言ったら言い過ぎかな?

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コメント(2)

みけねこ (2007年10月 3日 22:30)

沢尻エリカさん本人に興味を持ったことは無いのですが、何かにつけ長澤まさみさんと比べられてしまう、気の毒な役回りの人だなあと思います。また、角界の朝青龍関と同じく、ヒールとしての存在が際立ってますね。日本人総てがそうだとは思いませんが、いつからマスコミは中立の立場と客観性を捨てたのでしょう?そして、日本人の多くは、いつから自分で考えることを止めたのでしょうね。
彼女が、これを機にまわりを見返してやるくらいに大成すればいいなあと、天の邪鬼な私はほくそ笑んでます。

探偵長 (2007年10月 3日 23:37)

たしかに自分で考えずに、誰かの言葉に感化され、メディアの垂れ流す情報を鵜呑みにする傾向が強くなっているような気がします。
私も沢尻エリカ本人に興味はありませんが、今の同世代の女優さんたちの中では、完全なヒール役。ひょっとすると本人も演じているのかな?とさえ見えてしまいます。ただ、その演じ方が下手なのは残念ですが(笑)

この壁を乗り越えて、将来大物女優に化けないかな~と、考えているのは私も同じだったりして。

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