感想!ドリームハウス

千葉県の住宅地に90坪の土地を求め、和風住宅を建てようとする計画。今回は建築家は存在せず、木造の伝統工法を得意とする大工さん自らの設計施工だった。

ええ・・・・っと、まぁ大切な事は、建築主が納得すること。そして喜んで住んでくれることだと思うから、あれはあれで・・・まぁ良かったんじゃないかと・・・。建築家が違えば解も違うし、住み手が違えばまた然り。ただ一つ二つ意見を言わせて貰うとするならば、なんで建物の向きがそうなったのかは疑問だった。あれだけ広い敷地なのに、トイレ・洗面・風呂と言う水廻りを北に向けて開き、LDKや2階の主寝室は西向き。つまりL型の建物は、北西に向かって開いていた。のっぴきならない理由があったのかもしれないが、TVでパッと見ただけだとチョッと違和感を覚えた。それから古材の梁を苦労の末に吹き抜けに配するのなら、ただの飾りじゃなくて、構造材の一部として使ってこその伝統工法では?他にもコストバランスや、基礎形状を始めとする構造的な考え方とか、いろいろ気になる点はあったけど、まぁ終わり良ければ全て良しと言う事で。

あっ!あと一つだけ、いや二つだけ!
和風住宅に拘りながら、完成した後のダイニングチェアはいただけない。出来れば木製の北欧家具のような椅子なら良かったのになぁ・・・。それからそれから、転居前に住んでいた賃貸住宅?の、襖やら壁やらの落書きの多さ、酷さに少し驚いた。小さなお子さんが居る家では、あれって普通なんだろうか?なんか、意外な所で意外な事を知った気がする。

家を作ると言う事は、大変なんだなぁ~と、あらためて感じた。

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コメント(4)

木曾の灰色猫 (2007年10月 8日 22:15)

ちらっとしか見て無いのでなんですが…
外壁に焼いた板を取り付けてましたが、アレはどーなんでしょう?
あの壁の色落ちは大丈夫なのかな?
やんちゃらしい子供がよっ掛かる事も出来ないですよね。服に付いたら普通の洗濯で落ちるかどうか心配です。


いたずら書きは子供によって違うみたいですよー
書く子供は本当書くし、襖を破る子供は破る様です。
アレルギーが有るという事なので、ストレスを発散してるのかも知れませんね?

探偵長 (2007年10月 9日 14:47)

外壁の焼き杉板ですか?触って、あれだけ色が落ちると言う事は、2度焼きしているのかもしれません。「焼く」と言うのはデザインじゃなくて、外壁材としての耐久性を上げるための行為です。ですから、汚れると言うレベルで判断したら、あの材料を使う事は間違いでしょう。つまり大工さんが勝手に、あの材料を選択したのか、施主とのコンセンサスが有ったのかによりますが、一般的にはあったと考えるのが普通。つまりあの家に、あの材料は適当だったのでしょう。

イタズラ書きに関しては、チョッと悩んでしまいます。賃貸であろうと、分譲であろうと、共同住宅と言うのは一つ屋根の下に他人が同居する事が前提。とすれば、そこに最低限のマナーと覚悟が必要です。あの状況を見て、ひょっとしたら下の家はやかましかったかな?と思ったのです。同時に、新居ではあんなふうに、室内に落書きさせないと思うのです。じゃあ、その違いはな~に?と、思ったのです。

木曾の灰色猫 (2007年10月 9日 22:57)

そうですね~賃貸だから尚更、汚したり騒音で下の人間に迷惑かけては駄目でしょう。モラルなんて子供には理解出来ないし、親は諦めたのか、何なのか…

今までがそうなら、新築の家もきっとすぐに落書きだらけになるでしょう。下への気兼ねも無いから益々騒音を出すでしょう。聞き分けの無い子供の様ですからね

その時に、親が正面から子供と向かい合う事が出来るように…と思います。

賃貸と新築…すぐに約束を忘れるでしょうから、子供にとっては違いが無いかと思いますよ。

探偵長 (2007年10月10日 23:25)

共同住宅のような、他人と屋根を共有すると言う場合ばかりでなく、今は「ニ所帯住宅」なんて言う形態が増えつつあります。この場合も同じ事です。互いに健康な時は兎も角、どちらかが(例えば親が)病気で寝込んでしまったときや、最悪、寝たきりのような状態になってしまった時に思いやれるか?なんてことも有り得ます。

人は知らぬ間に「自分さえ良ければ」と言う考え方をしがちですが、一歩引いて、いや二歩も三歩も引いて、ちょうど良いぐらいじゃないかと思うんですよね。

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