木造住宅を考えよう

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一戸建て住宅の設計に関して、耐震不足の設計をしたとして、2人の一級建築士が建築士免許の取り消し処分を受け、17人に業務停止処分を下したそうな。

ここ

記事から判断すれば、壁量に問題があった事が、その原因だと読み取れる。壁量と言う言葉から考えて、対象となった住宅は、木造の2×4工法の可能性が高い。勿論、在来工法でも壁量と言う言葉を使う事があるが、どちらかと言えば体力壁と呼ばれる事の方が多い事から。

ところがそんな在来工法は、体力壁の量とバランス、補強金物の種別や位置と言った点が記載されていれば、確認申請は通ってしまう。だから極端な事を言えば、多少柱が細かろうが、梁が華奢であろうが、そこにチェックの眼は働かない。言葉は悪いが「長年の感と経験」だけで、家は造れる事になる。でもこれは施工者性善説に立った場合の話だ。昨今のように、施工者あるいは設計者性悪説に立ったとしたら、「長年の感と経験」だけに任せておいたら、少々不安だと思うのは当然の話。

設計者、あるいは監理者の存在は、建物の大小に限らず必要だと思う職能。それは住み手である建築主のためだけでなく、大きな社会的信用を担う施工者にとって同じ事だ。
こう言う記事を読むと、そう感じてしまう訳です。

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