自分の常識は他人の非常識


新聞の投書欄に、コンビニやスーパーでのレシートの必要性云々に関して、その是非が投稿されていた。ある方からは「レシートを渡すのは常識、渡さないのは店の手抜き」と言う意見があれば、方や「コンビニで単品購入の客に、レシートを渡すと嫌がられる」との意見もある。なるほど、たかがレシート一枚だが、人の考え方はそれぞれなのだと改めて実感させられる。ちなみに私はレシートを貰うタイプ。だって事務所の経費として、コーヒー豆を買ってる場合もあるしね。

で、言いたいのは、レシートの必要性ではない。
気になったのは、「自分の常識は、一体何時から他者の常識になったのだろう?」と言う事。この投稿欄の中にも、物腰穏やかに、他者に対する敬意と思慮を踏まえた意見を書く人も居れば、自分の考えが全ての中心であり、それ以外の他者に対して攻撃的に振舞う御仁もいらっしゃる。なんでそんなに他者に対して攻撃的なのだろう?と思うのです。そりゃあ生きてれば、自分の好きな人ばかりではなく、嫌な奴にも出会うし、付き合うこともあるでしょう。でもそんな事は承知の上で生きている筈。

それはまるで、体中にトゲトゲのバリアを張っているかのよう。しかも、そのバリアに少しでも触れた人間は大怪我をするように、ご丁寧に毒まで塗ってある。そんなイメージさえ浮かんでしまう。そんな格好じゃあ人込みの都会は歩けないし、満員電車にも乗れないと思うのだが、あえてその格好で振舞う。なぁ~んか、見ていて疲れる。生きて行くと言う事は勝たなきゃダメですか? 他者に遣り込められたらダメですか?

自分の常識は他者の常識ではない。それを理解する事から、他者とのコミュニケーションが生まれる筈ですよね。自分の価値観を大切にするならば、同じだけ他者の価値観を大切にしたい。

大きく深呼吸をして、いつも以上に落ち着いた気分で、一日を過ごしたいと思います。

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