HOME > 最新情報 > BLOG -建築的じゃない日々- > ミステリ本 > 『赤い館の秘密』 読了-33
偶然屋敷を訪ね、事件の第一発見者となったアントニー・ギリンガムは、友人のベヴリーにワトスン役を頼み、事件の真相解明に乗り出す。
有名過ぎる作品の再読・・・再々読か、もっと(笑)
最近は新しい作品ばかり読んでいるのだが、やはり名作と呼ばれるような古典は面白い。密室トリックも然ることながら、犯人が湖に捨てた証拠品の場所を特定する方法などは、測量の基本的概念が分かっていなければ思いつかない方法で、これ一つだけでも大したもんです。だってこの作品、1921年(大正10年)の作品で、日本で言えば、まだ乱歩だってデビューしていない時代の作品なのですからね。『熊のプーさん』も、たしかに名作ですが、もう少しミルンのミステリが読みたかった。
やっぱり面白いものは、何時読んでも面白いのです。
2009年8月14日 10:24
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