『陽気なギャングの日常と襲撃』 読了-39

どんな嘘でも見抜く男、巧みな演説で人を煙に巻く男、天才的なスリ師の男、正確な体内時計を持つ女。四人は銀行を襲撃するチームだった。前作『陽気なギャングが地球を回す』の続編で、それぞれの日常に起こる事件。それぞれ無関係だと思われていた事件が、実は接点を持ち、そして新たな事件へと繋がっていく―。

四人の日常に起こる事件が、実は微妙に繋がっていると言う複線から、後半の事件へと繋がっていくのは面白かったのですが、個人的には前半の話だけでも良かったような気もします。著者のあとがきを読むと、もとは繋げる気が無かったそれぞれの話を、書籍化する際に大々的に手を入れ、一つの形にまとめたそうですが、その段階で十分面白かったです。

後半、少しだけ読みにくい場所があり(難解というか、意味が分かりにくい)、何でこのくだりが必要なんだろうと思ったりした箇所もあり、畳み掛けて落とす本が好きな私には、勿体無かったように感じました。でも面白かったことは間違いない。

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