有栖川有栖著『本格ミステリの王国』読了-46



有栖川さんの『本格ミステリの王国』を読みました。
氏のデビュー二十年を祝す、モニュメントブックのような一冊で、その軌跡や人となり、ミステリに対する考え方などが分かる内容になっています。

有栖川さんのファンには、お傍に置いておきたい必読の一冊。
これからミステリ作家を目指す方には、トリックの作り方や考え方を知るテキストのような一冊。
広くミステリを愛する方にとっては、これまでのミステリ界、そしてこれからのミステリ界を知る一冊。
そしてプログを含め、エッセイやコラムを書く人にとっては、「エッセイってこうやって書くのよ」と言う事を学べる一冊です。ちなみに私の読者スタンスは、一番最後。文章を書くと言う事は、本当に難しいと感じる今日この頃。

上手な文章を書くためには、より沢山書く事だと言われますが、それ以前に、沢山の良い文章を読んでいる事が必要です。読書離れが進み、出版業界の経営が立ち行かなくなる時代ですが、作家を目指す方の数は反対に増えていると聞きます。読まないのに書きたいと言う事には違和感を覚えるのですが、それも一つの流れなのかもしれません。良質の文章は、良質な思考と想像力を培います。
そんな文章が書ける人を、単純に憧れてしまいます。


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