クラクションの存在意味

さて今日から休み。
と言うのは仮の姿で、その実態は仕事をしてます(笑) 
実は昨日のうちに終らなかった仕事があり、その片付け中なのです。
だからと言って、このブログを見て、仕事の電話は掛けて来ないで下さいね(笑)

年末、何かと慌しい気分が募り、多くの方がイライラしているようですね。
そうでなくても、「やれ不況だ」「やれ派遣切り」だと、心が穏やかになる話題が少ない昨今ですから、別に師走じゃなくてもイラ付いている人ばかりで、さしずめ「イライラ大国ニッポン」と言ったところでしょうか。

そんなイライラ感は、日常の何気ないところでも出てしまいます。
イライラしている本人は兎も角、それを身近で聞かされると、こっちまでイライラが伝染してしまうので、出来れば近寄りたくは無いのですが。

昨夜も私が歩道を歩いていたときに、こんなことがありました。

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師走とは言え田舎の道ですから、それほど車も走っていないような道を、2台の乗用車が走って来ました。前を走っていた車が、私の目の前にある路地を左折しようとしたのです。でもどうやら曲がる道を間違えたようで、曲がりかけた状態で停まったのです。

停まったのは、ホンの一瞬。「この道じゃなかったなぁ」と思い直して、そのまま直進しようとしたんです。そう言うことって、ありますよね。不慣れの道や、目印にしていた物を見間違えてしまうことって。
私にも心当たりがあるので、そんな感じなんだろうな~と思って、その光景を眺めていました。

ところが、その車の後ろで停まっていた車が、パパパーーーーン!と、物凄い音でクラクションを鳴らしたんです。その音の大きさと鳴らし方は、まるで運転手の怒りとイライラ感を表すかのような、大きな音でした。直ぐ横に立っていた私は、その音に驚いて思わず身をすくめたほど。

なにもそんなに嫌味な鳴らし方をしなくても良いのにと、関係ない私が思ったほどですから、鳴らされた前の車の運転手は、カチン!ときたのでしょうね。

運転席の窓を開け、後ろの車を睨み付けるようにして「#$&+*Zywゞゝ〇〆∞♀☆УЭ!!!」と、流暢なネイティヴで、お怒りになられたのです。見るからに体格の良いその方は、白人系の男性で、助手席にももう一人乗っていました。これは危険だ・・・と思った瞬間、後ろの車は急発進!
前の車をかわして、逃げるように走って行きました。

ちなみにこの後ろの車を運転していたのは、年の頃なら50代後半の、何処にでも居そうなオバちゃんでした。なんであんな感じのオバちゃんが、あの程度のことで、荒々しくクラクションを鳴らすのか、私にはサッパリ理解できません。でも、こんな光景は、よく目にするような気がします。

スーパーで子供を怒鳴りつけ、叩きまくるお母さん。
ファミレスで店員を、意味も無く恫喝するお父さん。
学校で先生を小馬鹿にし、言葉で煽りまくる学生さん。
芸能人のブログで、これ以上無いほど叩きまくる通りすがりさん。

なんでしょうねぇ・・・。
なんでそんなにみんな、イライラしているのでしょうね。
誰かを攻撃しても、それで気分が晴れるわけでも無かろうに・・・。
逆に、かえって不快感が増すばかりでしょう。
そして誰かにイライラ感の捌け口にされた人は、また誰かにそれをぶつけるのでしょうか。
それを止めれば良いんですけどねぇ。

車のクラクションは、運転手の敵意を表す為の道具ではなく、人の命を守る為の道具だった筈です。
優しさと思いやりを込めなければ、どんなに優れた道具も、ただの凶器になってしまいます。
物を造る側の人間として、忘れないようにしなければいけません。
同時に、イライラして生きても一生なら、穏やかに笑って生きても一生です。
どうせ生きるなら、後者で生きたいと願うばかりです。

さて!残った仕事をガンバローっと!

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