『料理長が多すぎる』　読了-4

世界的に有名な超一流の15人のシェフたちが、今年もまたリゾート地であるカノーワ・スパーを訪れた。世界最高の晩餐会に集い、超一流の食事を堪能するために。
そこでの講演を依頼され、渋々やって来たのは、蘭と美食をこよなく愛する太っちょ探偵のネロ･ウルフ。ところが最初の夜の晩餐に、一人のシェフが何者かに刺殺されてしまうのだが、面倒臭がり屋の探偵は重い腰を上げようとはしなかった。そして一人のシェフが逮捕される。だが事件は意外な展開を見せていくのだった―。

凄く端正なミステリで、しかも論理的です。
読んでいて、その筆圧の高さに圧倒されます。それにキャラクターが魅力的。
ただし、夜中に読んではいけません。お腹が減って、お腹が減って、たまらなくなってしまいます（笑）

ミステリが上質なのは勿論ですが、中に出てくるレシピが、これまた世界最高の料理ばかり！
こんなの夜中に読んだら、間食して太ること間違い無し。
勿論、ちゃんとしたレシピが載っているので、料理の腕に自信のある方は、世界一流の食事を作ること＆それを堪能する事が出来ます。お試しあれ。

天工舎一級建築士事務所