『トラちゃん』 読了-17


作家の群さんが子供時代に飼っていた、猫、鳥、金魚、モルモットなどの話を書いた短編集。
ひょっとしたら、どの家にも一度は居たかもしれない動物や鳥たちの話なので、読んでいて「ああ、分かる分かる」と思いながら、読むことが出来る本だと思います。

反面、それぞれの話の最後は、たいてい動物の死で結ばれるので(そりゃそうだ)、切ないというか、苦しい部分が無い訳でも有りません。また、群家の動物たちとの接し方は、わりと自由奔放な放任主義的なところがあり、そこに違和感を覚えない訳でもないのですが、他所様の接し方は、他所様なりの流儀があるのでしょう。

私もセキセイインコをはじめ、昔は金魚やハムスターも飼っていたし、子供の頃にはマルチーズ・九官鳥・ひよこ・カメ・ボタンインコ・リスザルと、いろいろな動物を飼っていたことがあります。どれもみな可愛かったし、今でも彼らのことはチャンと覚えています。確かに生き物の世話をするのは大変ですが、その手間が惜しくないと思わせる繋がりも生まれます。

なつけば可愛いし、死んだときには、とても苦しい。
そういう事を含めて、生き物を飼うのは大切なことなのかもしれません。
子供時分に飼っていた、動物や鳥たちのことを思い出しながら読んだ本でした。


さて次に読む本も動物繋がりで、クックロビンの出てくる本を読みたいと思います。
「あっ!チュチュンがチュン!だ~れが殺したクックロビン!」と、パタリロも歌っていた、あの有名な本を。


天工舎一級建築事務所
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