「大黒柱のある家」お引渡し

昨日の午後、「大黒柱のある家」を、お引渡しさせていただきました。
前日にはオープンハウスに快く御協力していただき、その様子なども併せて御報告。

「お引渡しって何するの?」と思われる方も、いらっしゃるかもしれませんが、これが結構いろいろな書類の受け渡しや説明などもあって、時間が掛かるものなんです。

順番から言えば、まずは建設会社さんから書類のお引渡しがあります。
各種の保証書の説明から始まり、使用した機器や設備の取扱説明書をまとめたファイルの説明。
これからの緊急連絡先として、建設会社さんは勿論ですが、ライフラインの電気・設備会社さんの連絡先などもお知らせします。その上で、お引渡し書類にサインを頂戴し、書類的には完了。
ですが、引渡しの手続きはまだまだ続きます。
大黒柱のある家 お引渡し
写真は、使用した機器類の取り扱い説明をさせていただいてる様子。
その手前で、なぜかお子さんと見詰め合うのは、建設会社のイケメンI氏。

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玄関扉には、工事用の鍵と本物の鍵の二種類があります。 
工事用の鍵と言うのは、その名の通り工事中に使用していた鍵です。
この工事用の鍵は、本物の鍵を使用した途端、使うことが出来なくなります。
そして本物の鍵は、封をした袋に保管されており、施主の手で封を切り、鍵穴に差し込んでいただくことで、工事用鍵が使用できなくなることを確認してもらいます。

ここまでが鍵の引渡しも含めての、建設会社さんのお引渡し。
建設会社さんのお引渡しが済むと、今度は設計事務所の「設計監理業務完了の報告」。
つまり実質的な作業全てが終わりましたと言うことで、書類等をお引渡し。

お預かりしていた確認通知書等をはじめ、各種検査済み証、監理報告書などをお渡しします。
これで一応の、お引渡しは終わりですが、作業はまだまだ続きます。

建物に使われているエアコンや湯沸かし器といった設備機器の使い方の説明や、簡単なメンテナンスの仕方などの御説明。IH機器や換気扇、便器の使い方やエコキュート。小さなところではロールブラインドの紐を、お子さんが引っ張らないようにするためのクリップなどの話もします。
ここまでで、だいたい1時間から1時間半。

概略の御説明が終わったら、ようやく「早かったですね」とか「楽しかったですね」などと、ひとしきり思い出話をして、盛り上がると既に2時間が経とうかと言う時間。名残は尽きないのですが、お互いの健闘をたたえるように握手など交わして辞去。

工事をしていた昨日までは、こちらが建物から見送る立場だったのに、お引渡しした今日からは見送られる側になります。

5月に初めてお会いしてから、12月のお引渡しまでの7ヶ月が、あっと言う間でした。
その間に私にもクライアント様にもトラブルやピンチが襲い、けっこうハードな期間でしたが、過ぎてみればそれも一つの思い出です。

きっとこれからこの家は、この笑顔を守る場所になることでしょう。
大黒柱のある家 笑顔
お疲れ様でした>ALL

竣工写真は後日、UPします。
施工:安池建設工業

天工舎一級建築事務所
E-mail toshio0223@k-tantei.com 
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