これも地震の爪痕か

 
事務所の傍に建つ、神奈川県の施設。
久しぶりに用事で行ったら、建物周囲が凄いことになっていた。

建物周辺の地盤が数センチ沈んだのだろう、アプローチの階段周囲が大きく割れていた。
また建物と駐車場の舗装面がパックリと口を開け、まるで建物が浮かび上がったかのようにさえ見える。たぶんそうではなく、地盤面が沈んだのだろう。
合同庁舎の入り口部
写真は一部だけしか写っていないが、けっこうダメージは大きいようだ。そういえば小田原市役所が新築された当時、正面エントランスが沈み込み、毎年のように補修工事をしていたことを思い出す。

たしかこの付近は昔、うなぎの養殖をするための、大きな池があったという話も聞いたことがある。
まぁ、仮にうなぎの養殖場ではなかったとしても、「荻窪」という地名から考えても、地盤が悪いことは容易に想像できる。

そんな土地に大きな建物を建てるとき、建物の下だけはバッチリと杭などで補強するが、建物以外の駐車場部分やピロティなどは補強しないことが普通だ。だから大きな地震が起きると、建物だけは安定しているが、その周辺地盤が沈下したりする。つまり写真の建物も同じことだろう。
たとえ分かっていたとしても、限られた予算の中で造るのだから、いろいろと悩ましいのでしょうね。


天工舎一級建築士事務所
神奈川県小田原市荻窪314正和ビルみなみ302
E-mail toshio0223@k-tantei.com
 
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