火事のない家を目指して

 
朝夕めっきり涼しくなってきた、今日この頃。
それもその筈、気が付けば9月ももう今日で終わり、明日からは10月を迎えます。
ホントーーーに、月日の流れるのは早いねぇ~~~
歳を取ると、月日の流れを早く感じると言うけど、ひょっとしてそれか?
まぁ、夏よりも冬の方が好きだから、寒くなるのは一向に構わないのですが・・・・・・。
ちなみに、そんな私は大の寒がり(笑)

そんな陽気のせいでも無いと思いますが、ここ最近、小田原では大きな火事が続いています。
7軒が燃え、うち3軒が全焼した洋品店兼用住宅の出火火災。少し前には11階建てのマンションの10階角部屋から出火し、御二人の方が亡くなられるという火事がありました。

火事が続くねぇ・・・・・・、なんて話をしていたと思ったら、今度は小田原駅近くの小料理屋さんが出火し、3軒に延焼するという火事がありました。出火元に隣接するプラモデル屋さんも、建物こそ燃えなかったものの、店内は消火用の水が掛かり、商品は全てダメになったそうです。

このプラモデル屋さん、小田原でプラモデルを作ったことがある人なら、知らない人は居ないと言うぐらいの隠れた老舗店で、私もガンプラ造りのために通った時代がありました。あと、ミニ四駆の時代にも通ったなぁ・・・・・・。いろいろな思い出までが消えてしまったようで、残念でなりません。


建物を造る際の基準となる建築基準法ですが、この法律の骨格の一つに都市の不燃化があります。火事を出さず、あるいは貰わずに、万が一火災が発生した場合にも、いち早い消火が行えることを目標とした街造り、あるいは建物を造ることを目指しています。そのお陰か、昭和の頃に比べれば、火事はグンと減っていますが、それでもやっぱりゼロにはなっていません。


これから寒くなれば暖房器具の使用が増え、夏に比べると火災が増える季節になります。
自分の大切な家族や財産は勿論ですが、近隣の方への迷惑も生じてしまうのが火事の厄介なところ。そして何よりも、大切な思い出の品々が焼けてしまうと、もう二度と戻ってくることはありません。

天災と違い、防ごうと思えば、防げるのが火事かもしれません。
地震に強い建物を造ることは勿論ですが、火災に強く、いや火災を起こさない家を造ることさえ可能な時代だと思います。

日一日と寒くなるこの時期、今一度、防火に対する見直しをし、火事のない冬にしたいものです。
どちら様も、くれぐれもご用心を。
想い出

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