建築模型を作ってみよう!

設計作業の中で、いろいろなタイミングや目的を持って、模型を作ることがあります。私がよく作っているのは、計画段階で作る白い模型。外観のイメージや建物の見え方、あるいは陽の差し方などを見ることを目的としていますが、それをクライアントに見ていただくこともあります。白い模型なので、大まかなイメージを掴んでいただくだけになるのですが、それでも手に取って見える我が家のミニチュアには、何かしら感じるものがあるようです。

この模型を作るためには、様々な道具や材料が必要です。白い模型は、スタディ模型と呼ばれることが多いのですが、その上から色や模様の付いた紙やシールを貼ることで、完成予想模型に近付ける場合もあります。またモックと呼ばれる原寸大の模型を作り、納まりやボリューム感を把握する場合もあります。

つまり多くの設計者は頭の中で建物を想像し、図面と言う二次元空間で表現するだけではなく、模型と言う立体を作成し、それを「ああでもない、こうでもない」と、ためつすがめつして具現化しているのです。

そんな建築模型の作り方ですが、私は人から教わったことがありません。学校の授業でも教えて貰いませんでしたし、勤めた事務所の先輩から教えていただいたこともありませんでした。つまり完全な我流です。

今の学生さんは、学校で授業のような形で教わるのでしょうか? たぶん教わらないと思います。つまり多くの設計者が作っている模型は、それぞれがオリジナルの方法で作られているセオリーの無いものだと思います。

と、いう事は、最低限の図面が読めて、模型を作るためのちょっとしたコツや材料などを知っていれば、手先の器用な人なら作れてしまうという事。勿論、最初から完璧には無理でしょうが、それでも「自分で作る自分の家模型」なんてことなら、多少凸凹していても楽しいと思いませんか。

そんな建築模型をテーマにして、今日から催される葉山芸術祭の中で、建築家の佐山氏が展示とワークショップを行います。まずは、葉山芸術祭のHPです。

催し全体の日程や開催内容・場所を明記した公式ガイドブックは、pdf形式の物が入手できます。
  2015ガイドブック・ダウンロード 

私も、5月9日(土)のワークショップ開催予定日には、お手伝いに行きますので、興味がある方は覗いてみて下さい。
ワークショップの参加(無料)には予約が必要ですので、ご希望の方はメールにてご連絡してください。

スタディ模型
芸術や文化に触れるGW、そういうのもアリ! だと思います。


 

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