小田原は何かと慌ただしい一日

落ち着かない一日。朝から箱根山の火山活動が原因と思われる、有感地震が続いていた。昼前には警戒レベルが2から3に引き上げられ、一部の地域では避難勧告も出された。入山が規制され、いよいよ箱根への観光が難しくなった。昨日の時点で、火山灰かと疑われていた降下物が、一度は違うものだと発表されていたが、やはり火山灰でしたと発表を訂正した。

それだけでも十分、落ち着かない話題なのだが、運の悪いことは重なるもの。昨日は、箱根新道で大型トレーラーがカーブを曲がりきれず、40m下の道路に落下するという事故があった。さらに悪いことにこのトレーラーには劇物が積まれていたが、その一部が川に流失し、鮎1万匹が死んだとの報道があったばかり。鮎釣りを楽しみにしている人にとっては大きなダメージであり、同時に、箱根町の観光にとってもその影響は大きい。

そして今日は、小田原を走行中の下り東海道新幹線の車内の中で、焼身自殺と思われる事件があり、その巻き添えと思われる乗客一名が死亡するという事件まで起きた。

うちの事務所の目の前には市役所があり、その所内に消防署の分署があるため、消防やら救急やらの出場で慌ただしいことこの上ない。また市の広報が、箱根山への入山規制が発令されたことを放送していたのだが、スピーカーが目の前にあるので、音量も大きくて緊張感が半端ない。さらには、それら諸々の取材ヘリだと思うが、多い時にはセスナ機なども含めて10機ぐらいが飛んでいた。

あまりの喧騒に、落ち着いて図面を書いていられる状況ではなかったが、この時間になってようやく落ち着きを取り戻した感じだ。今夜から激しい雨が降ると予報が出ているが、この雨が次の悪しき事態を招かないことを祈りたい。そして、明日は落ち着いて図面が書けることを祈りたい。

火山活動が活発化する前の4月29日、偶然にも出かけた大涌谷の様子を収めた写真がある。

水蒸気も静かなもので、大勢の観光客で賑わっていた。

早雲山に向かうロープウェーの中から、大涌谷の様子を見下ろした一枚。
そして名物の黒卵を作っている様子。白濁した温泉が、美味い黒卵を作りだすのだが、今はそれを食べることも出来ない。

早くまた、あの黒卵を食べられる日が来ることを。

 

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