謎のロート・アイアンの正体を追う！

リフォーム計画が進行中の住宅のクライアントが、旅先の蚤の市で面白そうな物を数点購入されて来た。飛行機に持ち込める小さな物に限られていたが、真鍮製の鍵を吊り下げておくキー・フックやコート・フックなど。どれもレトロ感のある面白い品なのだが、その中に一つだけ正体不明の品があった。

ロート・アイアンで造られている2個一組の品がコレ。取り付けるためのベース・プレートが、一か所だけに付いている。なんだろう？　窓に設置する手摺のようにも見えるし、洗濯物を干すためのロープや棒を固定する物にも見える。アレコレ考えてみたものの、ズバリこれだ！　と、思い当たることも無く、考えることを止めた。正体を突き止めることよりも大切な事は、これをどんな形で利用するか、だから。とは言え、こういう事を考えることって、ミステリ小説で犯人を推理することに少し似ていて、楽しかったりするのです。