ゴミ箱に悩み中

理容室・美容室で髪を切って貰う。大事なお出掛けやイベントがある時、あるいは季節が変わったと感じた時などに、髪を切ってイメチェンする。なんだか気分が変わり、人生までが変わった気分になることもある。例えば失恋した時に髪を切るなんて言うのは、まさに気持ちを切り替える儀式のようなものなので、大袈裟に言えば人生の転機のようなものと言えるかもしれない。

さてそんな理容室や美容室(面倒なので、以下は美容室で統一)で、切られてしまった髪の毛。言ってみれば無くした恋を具現化したも物、あるいは春の気分を一掃するために犠牲となった髪の先端。はたまたイベントにお洒落して出掛けるためと言う大義名分のもとに、昨日まで「やれ、枝毛の処理だ、白髪染めで隠してしまおう」と、大切に手入れされていたにもかかわらず、あっさりと切り捨てられてしまった物。そんな彼らは理容室で切られた後、どこに行くのだろう。これ、真面目に答えると、行政庁によって扱いが違う。大抵は可燃ごみとして扱われるが、稀に産業廃棄物扱いになるところもあるようだ。

で、この消えゆく髪の毛だが、理容室はその掃除が大変な作業となる。とにかく量が多く、しかも床に散らばったままにしておくわけにはいかないので、出来る限り簡単に手早く掃除をしたい。しかもその掃除の姿が、あまりみっともない姿では塩梅が悪い。なんせお客様の体から、たった今、切り離されたばかりの代物なのだから、ぞんざいに扱う事は憚られる。そしてそんな髪の毛を処分するためのチリトリやゴミ箱が、カッコ悪いのも頂けない。だからなるべく、それと分からない形で設えたい。しかも店のスタッフの負担を軽くさせるような形で。下は某美容室の飾り棚を兼ねた、ゴミ箱。

fk-14.jpgのサムネイル画像

ここが空いて、中に大きなチリトリ状の物が収納されている。そこにほうきで履き込む。この時に使えほうきは、学校の掃除のときに使っていたような自在ほうきでも良いが、ラバーほうきならば、もっと楽ちん。なんせ水洗いが出来るし、静電気で髪がくっ付かないから。

fk-15.jpg

なんて感じで、ひたすらゴミ箱の事を考えている本日。まだゴールは見えていない。

 

 

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