『警視庁組対特捜K　キルワーカー』鈴峯紅也　著／読了

「ティアドロップ」を、追う絆に差し向けられた殺し屋・キルワーカー。キルワーカーは絆の恋人・尚美や教育係でもあり大切な上司でもある金田、そして相棒でもある探偵の片桐、祖父の典明や幼馴染で元恋人の千佳にまで魔の手を伸ばす。絆の大切な人たちに殺し屋を差し向けた、一連の事件の首謀者を絆が追いつめる。シリーズ三部作の最終作。

最初から思っていたけど、これ三部作なら三部作って何処かに書こうよ~。『キルワーカー』とか『サンパギータ』だけだと、知らずに二作目から読んだり、三作目から読んでしまう人が居ると思うんですけど。その場合、面白さが半減するどころか、全く意味不明になっちゃう。その意味では、読者に優しくないよね。まっ、私の場合は最初に既刊の四作品を全て購入して、発刊純に読んだから良いものの、そうじゃなかったら怒ってるよ。

作品は相変わらずテンポが良く読み易い。絆の常人離れした強さを知っているから、それもあり。ただ登場人物が。少し死に過ぎじゃない？　なんかそれだけが残念でした。と言いながら、四作品目の『バグスハート』も、読んじゃうけどね。