『偽りのレベッカ』アンナ・スヌクストラ著/読了

16歳のレベッカ・ウィンターが、ある日姿を消した。11年後、行方不明になっていたレベッカは私だと名乗る女性が現れる。両親も双子の弟たち、友人らもレベッカの無事を喜び、迎え入れた。メディアは奇跡の生還を喜ぶのだが、家族は誰もレベッカが本物なのか? あるいはこの11年間何処に居たのかを訊ねなかった。「なぜだ?」レベッカを名乗る「私」が、不安になっていくのだった― オーストラリア推理作家協会賞最優秀デビュー長編賞にノミネートされた作品。

レベッカと名乗り出た女性が、本物か否かは直ぐに分かります。だから読者の興味はそこではない。謎は家族の誰もがレベッカの失踪していた間の事を、何も聞かないことにあります。それは友人たちにも同じことが言えるので、単純な推理では謎を解き明かせない。最後の最後まで真実は分かりません。あとがきには、近日、映画化されるとも書いてあります。ミステリいうよりもサイコホラーと言った方が正しい作品。レビューの評価は高いようですが、私はまぁまぁと言った感じの読後でした。

20180817.1.jpg

 

 

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ

ブログランキングに参加しています。
宜しければ応援の一押しを、宜しくお願い致します。

コメントする

< 「カメラを止めるな!」パンフレット入手  |   一覧へ戻る   |  『警視庁53教場』吉川英梨著/読了 >

最近の画像

お問い合わせ

  • お問い合わせフォーム
  • 0465-35-1464

このページのトップへ