膨らむ打合せ・萎む打合せ

設計の打ち合わせをしていると、話が膨らんでドンドン楽しい打合せになっていくことがある。こうなると話は盛り上がり「あれもやりたい」とか「こうなるとカッコいい」みたいな感じとなり、家造りが楽しくなっていく。だから時間があっという間に過ぎ、次の打ち合わせの約束も直ぐに決まる。こういう打合せが出来る関係は、工事が始まっても結構楽しい。そして笑顔で完成を迎える。完成は喜ばしいが、引き渡しをして明日から会えないかと思うと、少し寂しい気持ちになったりもする。これ、良い家造りだと言える。

悪い家造りの場合、打ち合わせのたびに「予算は大丈夫かな」とか「時間的に間に合わないんだけど」なんてネガティヴな話が多くなり、「こんな感じはどうですか」とか「ああすると面白いよね」などと、こちらがどんなに提案をしても、「それは好きじゃない」とか「見たことが無いから想像できない」なんて感じに終始し、話が全然膨らまなくなっていく。

こちらの提案力が無いのかもしれないが、どうもそればかりとは言えない節もある。それでも何とか設計を終え工事に入るのだが、「現場がチャンと工事してない」とか「たばこの吸い殻が落ちていて不愉快だった」なんて話の連絡が入るようになる。よくよく施工者に話を聞いてみると、養生期間をしっかり取っているだけで、工程表通りの作業だったり、10時の休憩時間に現場監督と職人さんが建物の外に置いてある吸殻入れの側でタバコを吸って打合せしていただけで、間違っても室内で喫煙などしていないし、建物の外にだって吸殻を捨てたことは無いと言う。こうなるともうダメで、何処でギアが噛み合わなくなったのか分からないが、修復はなかなか難しい。

そんな経験があるので、先週打合せして店舗計画の打ち合わせは、とっても楽しかった。最初こそ落ち着いた感じの打ち合わせが、ドンドンと盛り上がって楽しくなる。こちらも楽しいので少々キツイ内容でも引き受けてしまう。これ、軽いランニング・ハイ状態。

でも何も無い所から何かを作り出すことは、とっても大変な事なのですよ。だからこそ楽しい感じで盛り上がり、良い形で突っ走りたいと思うわけです。仕事はやっぱり楽しくやりたいですからね。

 

 

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