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業務内容と報酬(ご質問から)
Q,家を建てようと話し合っているのですが、大切なポイントってなんですか?
きちんとした物を、正しく造りたいと考えるのなら「設計と施工」を分けることが大前提です。設計施工が一貫されている場合、建物を造る人間と、それを監理する側に持たれ合いの構図が生まれがちです。これは、何か問題が発生した場合、施工者・建築主の両者共に、救いが無くなってしまいます。
建物に問題が有った時に対処するのでは無く、問題が発生しないように造る事が大切なのだと考えています。
Q,天工舎では、どんな仕事をしてくれるのですか?
建築主の方が望まれる建物を、作り上げて行く為のお手伝いをします。具体的には、建物の設計・施工者の選定・工事金額のチェック・工事の監理・指導は当然の事ながら、建築主の方が持つ漠然とした「建物」へのイメージを具体的に形にして行く作業のお手伝いが大切だと考えています。
例えば、6帖一間の増築から、マンションや事務所ビルの設計まで行います。大切なのは、6帖一間の増築を、その部屋だけの事と捉えず「建物全体」の安全性や、将来的な維持管理までもを考えながら設計を行う姿勢だと思います。
Q,なんで監理が重要なのですか?
どんなに素晴らしい設計図があっても、それを形にする段階で手抜きが有っては意味がありません。また、設計図で書き表せなかった部分の補足なども、現場監理中に同時に行えると言う利点もあります。設計も工事も、所詮は人が手で行う物です。間違いもあるでしょう。それを補い合ってこそ、建物の完成度は上がって行くのだと思います。極端な例を挙げれば、設計図で抜け落ちた点があり、工事中に他の部分でもミスをしていては、建物はどんどんレベルの低い物になってしまいます。そうしないための、監理なのです。また、逆も考えられるでしょう。どんなに「監理」だけを頑張っても、元になる設計図がお粗末な物ならば、レベルの低い建物が「完璧な姿」で完成するだけです。つまり、「設計と監理は補い合える物で無ければ意味が無い」と言う事なのです。以前、ある住宅メーカーで建物を建てるのだけど「監理」だけして欲しいと頼まれた事がありますが、図面を見せて頂き、丁重にお断り致しました。設計が酷かったのです。設計が酷い建物は、酷い建物にしかなりません。その点をご理解下さい。どうしてもと頼まれれば、仕事と言う意識を棄て「人助け」としてやるかもしれません。
Q,設計料って高いって聞くけど?
何を基準に、高いと決めるかが問題だと思います。そもそも、「家」と言う建物自体の値段が高く、かつ複雑な商業ベースの上に、金額が決定されているのが実情です。この極めて不明瞭な「建築費」の流れをキチンと見極め、適正な価格に押さえるだけでも、設計者に払う報酬より節約できると思います。肝心なのは選んだ設計者の質なのかもしれません。
簡単な打ち合わせと質の低い図面だけを数枚書き、ろくに現場監理もしないような設計者に払う報酬は、例え通常より安くても高いと感じて当たり前です。当社の場合、住宅の設計監理では工事費の7〜10%を業務報酬として、ご提示させて頂きます。勿論、作業内容を詳細に記載した見積書を提示した上で、報酬の取り決めを交わしますので若干の上下はあります。過去に一度だけ、外構の設計までを含め、3%での依頼を受けた事がありました。これは、建築主の方に多分に時間的・精神的に、ご負担を背負って頂いた上での金額で、常識的には通常の設計監理行為は無理だと思います。
もっとも私の場合、情に流されるからなァ〜(笑)ですから、本当に予算が無い場合(建設費・設計報酬含めて)は、建築主の方と良く相談した上で、ご依頼を受ける事も有ります。ざっくばらんに、お問い合わせ下さい。
Q,今までに辛かった仕事はどんな仕事ですか?
仕事ですから、「大なり小なり」辛さは付き物です。ただ、出きる限りは楽しんで仕事をしたいと思っていますから、あまり辛いと感じた事はありません。でも一度だけ「どうしても予算が無いから・・・」と言われ、設計報酬も格安で「ローコスト住宅」を設計し、施工業者さんにも無理をお願いした現場で、建物が完成して1ヶ月程して伺った時に「BMW」の新車が置いて有ったのを見た時にはチョット悲しかったですね。
「ただ・・・安く使われただけなのか・・・」ってね。暫く、人間不審でした(笑)
Q,どうやって良い設計事務所を見つければ良いんですか?
良い事務所を探す方法を聞かずに、私にご依頼頂けないでしょうか?(笑)設計者との出会いは、正に「男と女」の関係に似ているかもしれません。それほど難しいと言う事です。自分の知り合いや、親戚、知人や、街で見かけた素敵な建物の設計者と、ドンドン会うようにして下さい。
設計事務所の方は、そんな訪問には慣れていると思います。当舎の場合は「お見合い期間」を設けています。つまり、初めてお会いした方のプランを、直ぐに作成するような事はしないのです。
建築主の方は私を、私は建築主を見ている時間を設けるのです。「こいつに頼んで大丈夫かなァ?」と、私を吟味して下さい。私も「この人の家、建てて良いかなァ?」と吟味させて頂きます。その間に、私の考え方・趣味や今までの建物の写真や、報酬に対する考え方等をご説明しますので。もしその間に気に入らない場合は、そこでお終いです。勿論、費用も発生しません。例えると「男と女」が初めて会って、イキナリ寝るような野暮な真似はしないのです。無理やり抱き着いてくるような事務所は、ちょっとガツガツしているのかもしれませんね。また、設計事務所協会や建築士会に尋ねてみるのも、一つの方法かもしれません。ちなみにこの方法だと、私とは出会えません。だって私、入ってないから(笑)
Q,住宅の場合、お勧めの構造はありますか。鉄骨や鉄筋コンクリート造も含めて。
お勧めの構造や、この構造だけは止めた方が良いと言う構造はありません。大規模なビル等と違って住宅程度の規模の場合、それぞれの構造に、長年培われてきた技術や伝統工法があるからです。在来工法もツーバイ・フォーも鉄骨やコンクリート造も、それぞれに特徴があり、良い点と悪い点を持っています。
どの工法を選択するかは、地域の環境や予算・工事期間や好みと言った多分にパーソナルな事が、選択条件となると思います。大切なのは、その施工能力と良い建物を造ろうとする前向きな姿勢ではないでしょうか?また、どんなに建物が良く出来ていても、基礎に対する配慮を怠ってはいけません。この点に気を付ければ、どの工法でも問題無いと思います。
Q,遠くの建物でも設計してくれるんですか?また、交通費は?
はい。条件さえ合えば、どこでも行きます。今までで一番遠かったのは山形県での設計に呼ばれ、現地に泊まり込み、打ち合わせに伺った事があります。ただ、この時は残念ながらお仕事にはなりませんでした。
今はパソコンと言う便利な物もあるので、遠くの方からのご相談や、お問い合わせは多いです。日帰りで行けないような場所の場合、交通費と最低限の宿泊費を頂戴するか・・・泊めて下さい(笑)その他は通常通りです。
Q,建築家って奇抜な家ばかりを造ってるんでしょ?普通の家じゃダメなの?
それは誤解です。気をを衒らった建物を設計したがる建築家が多い事は認めますが、そんな設計者ばかりではありません。本当に住みやすい建物を考えると言う事は、「こけおどしの建物」を造る事ではありません。若く、独立したての野心家の設計者の中には、世に名前を売り出そうと「メディア」受けする建物を造りたがりますが、本当に住む事を大切に考えた場合、そうそう「変な形の家」にはならないと思います。
私の場合は、あくまでも理にかなった設計を大切にしています。ですから、取って付けたような華美な装飾や、赤やピンクの外壁の家などは造りません。そんなのは「良い家」とは、程遠い建物だと思います。良い家とは景観までもを考慮した建物のことで、普通の家・・・一番だと思います。ただ少しだけ、私と言うプロの提案は盛り込みますがね。
Q,合い見積もりは、出来るだけ多くの業者さんから取った方が良いの?
見積もりを数社から取ることは、適正な工事金額の判断や施工者の質を見るためにも大切な事ですが、だからと言って10社も20社も取っても意味が無いと思います。私の場合は3社を目途にしています。建築主からの推薦会社があれば、その会社と私の方からの推薦できる会社とです。また見積もりをして頂きながら、お断りする場合には建築主に、菓子折りの一つも持って「お断り」のご挨拶に行って頂きます。
当然、私もご一緒しますが、あくまでも施主の方の口から「お断り」を言って頂きます。見積もりは、施工業者のサービスではありません。何日も何人工も掛けて、見積もり作業をするのです。電話で「ごめん!」では、あんまりと言う物です。それが、大人としての常識だと思うからです。また、あまり多くの会社に見積もりを依頼すると、やる気のある良い会社が引いてしまう事があります。その結果、粗悪な会社が極端にダンピングした見積もりを提出したりすれば、何もかも台無しです。
せいぜい3社から5社程度に留め、お断りは自分で行くぐらいの配慮をして下さい。
Q,設計監理料の支払方法は?
設計監理報酬を比率で考えれば、設計が6割、監理が4割と判断しています。設計報酬を契約時・確認申請提出時・図面作成完了時と3回程度に分けて頂けるように、契約書でお願い致しております。監理報酬は、建物の上棟時と完成引渡し時と言う事で2回に分けさせて頂いております。この内容は、契約書に記載しておりますので、ご納得の上ご契約頂きます。また、設計監理業務は「委託業務」であり「請負業務」では有りません。つまり、途中で建築主の都合により契約解除される場合も、終わっている作業分までは報酬を頂きます。
余談ですが、建物工事報酬の支払いは通常は1/3程度ずつの支払いが多いと思います。最近では、最終の引渡し時の1/3の報酬の1/2を引き渡し後日にする場合もあります。
Q,天工舎の売りはなんですか?
これは核心を突いたご質問ですね。デザインやセンスなどに優れた人は星の数ほど居ると思います。ですから、私はそんなことを申上げるつもりはありません。私の売りは「建築主と友達」になってしまう事が、その一つだと思います。しかも、一生付き合う友達にです。簡単なことのようですが、他に真似できる会社がありますか?
ハウス・ローカーの営業マンと、一生付き合う友達になれますか?あなたが望んでも、相手が望まないと思います。それから、もう一つは「長期保全計画」です。その建物の「ホームドクター」となり、毎年定期検診を受けてもらいます。人間ドックみたいな物です。これは、私が死ぬまで続けます。快適に設計し、万全の監理をした建物を毎年状況をチェックし、悪い箇所、補修が予想される部位を数年前から予告するのです。その時期や補修に必要な金額までをご報告致します。これ以上の「売り」は無いと、胸を張って言えますが、どうでしょう?
Q,マンションの購入に不安があり、アドバイザーを探しているのですが費用はどれくらい掛かるのですか?
まず、購入希望の建物を3,4棟に絞り込んで下さい。それならば、一日で全ての建物を確認できると思いますので。その場合、一日の日当と建物を比較検討した報告書を作成する作業で、5,6万円程度の報酬はご請求させて頂きます。これに遠隔地の場合の交通費は、別途ご請求となります。ですから、候補の建物が多くなれば、それだけ費用が掛かってしまいます。その辺りをご配慮下さい。
Q,設計って、どこまでやるの?
どこまででも考えます。間取りの作成・使用材料の選定・窓の形状から、ドアの取っ手の選択。照明器具の選定から、その配置まで家の中全ての事を考えます。その他にも家具の購入から、食器の購入までした事もあります。(設計事務所が購入すると安いんです)また、店舗デザインなどの場合、お店のロゴ・マークのデザインから挨拶状や記念品の選定まで、兎に角トータルにコーディネートします。
今は建物の「ホーム・ドクター」としての保全管理に関する計画書の作成から、工事の手配まで。また、欠陥住宅や欠陥マンションの問題まで相談に乗り、対応できる状態にしています。その為に弁護士や不動産アドバイザー・建築コンサルタントと言った方々とのネット・ワーク体制を取り、常日頃から勉強会を開き、新しい情報や問題に対応しています。つまり、建物の総合コンサルタントなのです。あなたが聞きたい事、知りたい事、して欲しい事、全てに対応出来るとお考え頂いて結構です。
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