Diary 2003年2月16日

降りてきた遮断機に阻まれ、おばあちゃんが線路の中に取り残されると言う現場に出会った。おばあちゃんは90歳ぐらいで、腰を90度に曲げ、杖を突いていた。若い人なら遮断機を「ヒョイ」と持ち上げ、潜り抜けるだろうが、そのおばあちゃんは足踏みしたまま潜り抜ける事もままならない。たぶん遮断機を持ち上げるなんて事も知らないだろうし、まして下を潜るなんて事は年寄りには不可能。私は車を停め、急いで遮断機を上げてあげた。

でも私よりズッと近くに居た人は、ただボーっと見ていただけ。中には自動車をバックさせ、踏み切りから遠ざかる車さえいた。ヤバイと思ってバックするぐらいなら、助けてやれよー!

人情紙の如しなのか、なんか寂しい・・・・・・。

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