HOME > 最新情報 > BLOG -建築的じゃない日々- > ミステリ本 > 『幽霊の2/3』 読了-5
まずパーティの席上で、大勢の人たちとゲームに興じる最中に毒殺されるというトリック。実はこのトリックが、どんなトリックなのかなんて言うのは瑣末なことです。作者は読者の頭を捕まえて、右へ左へと揺さぶりたいだけ揺さぶるのですが、それがまた嫌じゃない! その結果、毒殺のトリックなんて何処かへ行ってしまい、それよりも複雑な謎に目が向いてしまうのです。
トリックと名が付く物は人並み以上に好きな方な私ですが、そんな私が気にならないほど、他の謎が魅力的なのです。大変、堪能させていただきました、はい。ちなみに杉江松恋氏のあとがきも、大変魅力的でした。このあとがきが本書の100%だった魅力を、120%に引き上げていると言っても過言ではありません。このあとがきは、とっても楽しめると思います。
天工舎一級建築事務所
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2011年2月14日 09:12
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みけねこ (2011年2月18日 00:36)
再びこんばんは。
私もこれ読んでるはず…と自分のブログを見返して、2009年の9月25日にエントリしてました。
…えーっと、私、読み方間違ってたみたいです…。
とにかく、タイトルに全てを持っていかれたという記憶だけが鮮明で……。
時間ができたら要再読本ということにします…。
探偵長 (2011年2月18日 09:59)
再び、こんにちは(笑)
いえいえ、本の感想など読み手の嗜好ですから、私が面白いと思ったものでも、そうじゃないと思われる方が居るのは当然こと。
ミステリ本に限らず謎を面白いと感じるのは、本全部が面白いこととはイコールだとは思っていないのです。どこかがキラッと光っていれば、その一点において面白い! と思ってしまう性質なです、私。
そう言う意味では、あまい(ぬるい?)ミステリ読みなのかもしれません(笑)
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