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担当者コメント
神奈川県小田原市穴部、地域の自治会館を建て替える工事。昭和44年に建設された旧公民館の老朽化が進み、公民館の建て替えは地域住民の皆さんの願いでした。建設予定地は小田原市の所有地のため、その境界確定作業をはじめとして、敷地内に立つ地域防災用の広報スピーカーおよび鉄柱の移設工事。また地域の方に愛された桜の木の伐採作業などを経ての着工。ここまでの作業に、約1年の歳月が掛かりました。
求められた諸室は集会所・事務室・配膳室に男女および身障者用トイレ、そして倉庫など。神奈川県のバリアフリー条例をクリアしがら、各種の補助金対象となる施設とすることでした。建物は検討の結果、木造平屋約68坪の建物となりました。建物全体を通して大切だと捉えたことは、将来のメンテナンスが容易な材料の選定。時間が経つごとに馴染んでいく素材、将来のニーズの変化に耐えられる建物とすること。敷地南側には大雄山線鉄道が走るため、その音を避けようと集会室を北側に配し、間に廊下を設けるようにしています。これから長く地域の人たちに大切にされることを願いながら、建てられた自治会館です。
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神奈川県小田原市穴部、地域の自治会館を建て替える工事。昭和44年に建設された旧公民館の老朽化が進み、公民館の建て替えは地域住民の皆さんの願いでした。建設予定地は小田原市の所有地のため、その境界確定作業をはじめとして、敷地内に立つ地域防災用の広報スピーカーおよび鉄柱の移設工事。また地域の方に愛された桜の木の伐採作業などを経ての着工。ここまでの作業に、約1年の歳月が掛かりました。
求められた諸室は集会所・事務室・配膳室に男女および身障者用トイレ、そして倉庫など。神奈川県のバリアフリー条例をクリアしがら、各種の補助金対象となる施設とすることでした。建物は検討の結果、木造平屋約68坪の建物となりました。建物全体を通して大切だと捉えたことは、将来のメンテナンスが容易な材料の選定。時間が経つごとに馴染んでいく素材、将来のニーズの変化に耐えられる建物とすること。敷地南側には大雄山線鉄道が走るため、その音を避けようと集会室を北側に配し、間に廊下を設けるようにしています。これから長く地域の人たちに大切にされることを願いながら、建てられた自治会館です。