最近は夜が明けるのが早くなりました。
4時半を過ぎると、もう外が明るくなりかけていることを感じられるほどです。
そんな時間に目が覚めてしまうのは、完全に歳のせいだと思いますが、それも仕方のないことですね。
この時間に起きることは構わないのですが、一つ気になるのは、私が起きるとその気配でコザクラインコが一緒に起きてしまうことです。
目が覚めると鳴き出すので、起こさないように気を使います。
コザクラインコって、驚くほど大きな声で鳴くことを知っていますか?
その声量を例えて言うと、耳元でホイッスルを鳴らされるようなイメージなのです。窓を開けていると、隣の家の人に迷惑が掛かる声量なので、早朝に起こすなんて迷惑以外の何ものでもありません。
と言うわけで静かに音を立てないように、静かに読みかけの本を静かに開きます。
そんなふうに音を立てないよう静かに気を使い過ごす朝が、実はそれほど嫌いではありません。なんだか居心地が良いとさえ思うことがあります。
ですが無音で静かな時間を、ミステリ小説などでは「恐怖」として扱いますよね。
私が好む静かな朝の時間と、ミステリで描かれる音の無い空間の恐怖、その違いは何なのでしょう。
どちらも同じ静かな時間です。
暗い夜中と明るい朝という、時間帯や明るさの違いも確かにあるのかもしれませんが、それ以上に「誰かがいる」「生活の延長線上にある時間」という、安心感なのかもしれません。
すぐそばに、ひょっとしたら起きているかもしれないコザクラインコが、いつ鳴いてやろうかと待ち構えているのではないかと考えたら、全然恐怖なんて感じませんからね。

執筆者:安井 俊夫(天工舎一級建築士事務所 代表)
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