中古マンション購入時用 チェックリスト

1,環境】
外部環境
□交通の利便は良いか(駅・バス停・仕事場へのアクセス等)
□商圏に近いか(スーパー・病院・商店街等)
□治安は良いか(痴漢・空き巣・競輪場を始めとする公営ギャンブル場・風俗店の有無)
□周辺に騒音の対象になるものは無いか(線路・空港・高速道路・工場等)
□近くに高層建物が建つ予定は無いか(建物周辺の空き地・駐車場・畑等)
□郊外なら、周辺の緑地は大切
□その他


内部環境
□プライバシーは確保されているか(音・視線・風・泥棒・避難等を含めて)
□前に入居者がいたのか(玄関の鍵の問題や、痛み具合も違うはず)
□上下左右の住居の音や振動は無いか(子供の有無や、壁・天井の防音性も含めて)
□昼だけでは無く、夜の状況も確認したか(エントランスホールの音・ELVや鍵の開閉音等)
□室内の間取りは適正か(将来的な事も含めた汎用性はあるか?)
□間取りは使いやすいか(収納や、持っている家具のことも考えて)
□近所付き合いは出来そうか(暴力団事務所や変な住人がいないか、自殺や事件等含)
□約束事は沢山あるのか(ゴミ・回覧版・洗濯物の干し方等)
□駐車場は確保できるか(マンション内に100%確保できている事は少ないので)
□共用部が壊れたままになっていないか(管理会社が悪い証拠です)
□どんな事情での売り出しなのか(転勤や買い替えなら良いが、競売や心中などは不可)
□ペット可か(この場合、ペットを飼わない人にとっては辛い事があります。音・臭気等)
□その他


【2,品質】
□新築年度はいつか(3年から4年がBEST)
□定期報告はされているか(都道府県によっては、必要ない場所も有る)
□扉や襖の建てつけ、開閉に支障無いか?(隙間や軋み音等)
□水周りは痛んでないか(浴室・洗面・台所やトイレの詰まりや臭気、高架水槽なども含みます。また築年数が古い場合は、リフォームを要求するか価格を下げてもらいましょう)
□壁・床・天井の取り合い部に不自然な隙間は無いか
□壁の角に壁紙の寄った場所は無いか
□床に軋み音が無いか
□自分の家具が、キチンと置けるか(洗濯機・乾燥機・冷蔵庫や家具全般)
□外廊下と壁との間に、ひび割れは無いか
□建物外壁や基礎部に、ひび割れや補修箇所は無いか
□照明器具やカーテンが、今のもので間に合うか
□PSは改修しやすい場所にあるか
□消火器の設置や災害時の対処はなされているか(火災報知器・煙感知器等)
□洗濯機パンは有るか(当然、有るのが普通。無いと虫の進入なども有り得る)
□建物の外観はきれいか(外観の汚れているような建物は、止めた方が無難)
□エントランスや自転車置場がきれいか(タイルの剥がれ、自転車が散乱しているようなら環境悪し)
□電灯が切れている(上記と同じ)
□ゴミ集積場がきれいか(上記と同じ)
□ELVに落書きがあれば、止めた方が良い
□倒産したデベロッパー物件なら、絶対買わない(アフターや建物自体の質も低いと考えられる)
□施工会社を確める(質・経営・技術基準や信頼度を確める)
□南面に対する間口は広いか(南面に向いているだけではダメです。その幅を確めるように)
□部屋の面積と同時に、部屋の容積も考慮に入れましょう(天井高の問題です)
□リフォームの必要性を確認しましょう(壁紙や床などの汚れや匂いなど)
□バルコニーは狭いより広い方が良い
□床がスラブに直仕上げなら止めた方が良い(固体伝播音の問題)
□壁厚が150mmなら、止めた方が良い(近頃では200mmが標準になりつつある)
□基礎の状況を確認する(例えば、周辺が田んぼなのに杭が打ってない場合、危険です)
□ELVの中に点検の状況が書いてあるか(定期検査をしていないようならダメ)
□外壁は「吹き付け仕上げ」より「タイル張り」(コンクリートの劣化に対しての抵抗力が強いから)
□天井裏を確認(押入れなどの天袋から、必ず覗ける筈です。コンクリートに亀裂がないか確める)
□非常階段の鉄部が錆びてないか(これもダメですね)
□屋上の防水が痛んでないか(これも管理不行き届きです)
□その他


【3,価格】
□適正価格と判断できるか(同じ建物内でも値段が違う、値引き交渉も可能)
□焦って結論を出していないか(営業マンのペースに嵌ってはダメ!じっくり考えて)
□金融公庫の融資が受けられるか
□広告価格は希望価格と捉えても良い(つまり、相談できると言う事)
□いくつかの業者から相場を確認する
□売買契約時の印紙税を忘れずに
□税金の控除を受ける為の「確定申告」を忘れずに
□その他


【4,管理組合の質】
□管理会社ではなく、管理組合の質を見る(修繕計画・迷惑行為に関する注意・適切な対応)
□管理費は妥当か(管理費の平均は月額1万円前後、修繕積立金は8000円前後が相場です)
□住戸の数と「積み立て金」の額は反比例する。
□今までの「修繕報告書」を確認する(築10年で、一度も改修が行われていないなら止めた方が良い)
□その他

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