essay 127 irregular

永遠に刻みを止めない時間の中で

僕たちは過ぎ行く瞬間を惜しむように生きている

なぜって時間は止まらないと信じいてるから

でもそれは嘘

時間には始まりも有れば終わりだってある

だから一瞬を留めておく事だって出来るけど

それが自分の全てになってしまうのが怖いから

時間は止まらないと信じていたいだけ

たったそれだけの事なんだ

 


だから何かを残そうとする

自分が作ったものか

自分が見たものを

一瞬の世界にとどめておこうとする

そしてとどめて置ける人を凄いと感じる

本当は

そんなの幻だし

それを言うのなら

女性が一番凄い

と言う事に成る

まぁそれも確かにそうだから

ここは素直に認めちゃうけどね


大切なのはイマジネーション

を広げる事

道端の石ころを見て想像すること

100年前の自分を想い

1000年後の自分を感じられれば最高

ひょっとしたら

この石ころは

クレオパトラが躓いた石

かもしれないし

1000年後の地球を救う

石ころかもしれない

そんな長い時間の中に居る僕は

やっぱり一瞬でしかない

だから時の刻みに恐れることなく

やりたい事をやれば良い

それ以外

出来ないしね

 


デスクに座っているときが

仕事なんかじゃないのさ

花に触れ

風を見て

土の匂いを嗅ぎながら

空を相手に

考えるのさ

そんなことが大切だって事を

忘れてないよ

 

建築に向かうときに


哲学し

愛を歌い

夢を語る

ほんの一瞬

笑うけどね

でも

それって大事かもよ

 


建築は   

紙の上に描く   

2次元の産物じゃない   

まして   

形になった3次元のものでもない   

時間軸を伴った   

紛れも無く4次元の生き物   

だから   

時間軸を大切にする   

剥げる   
 
飛ぶ   

歪む   

軋む   

撓む   

朽ちる   

それを考えないと   

建築はつまらない   

ただの玩具   

そうなって欲しくない   

ただ   

それを伝えるのが   

とっても   

難しいのさ  

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