Essay 130 家の匂い

本を読んでいました。何々「40代以上に特有の加齢臭に気をつけよう」・・・ほっとけ!
この加齢臭(不快臭とも呼ばれるらしいが、あまりに失礼な呼称なので加齢臭で通します)オジサンの専売特許みたいに言われていますが、実は女性にも同じように有るらしい(良かった~)


40代を過ぎた頃から皮脂中の過酸化脂質が増え、脂肪酸の組成が変わってくるらしいのです。この脂肪酸が酸化したり、細菌によって分解されたりすると特有の体臭が発すると言うわけ。実は書いてて何の事かサッパリ解りません!


まあ、そんな事が有って独特の匂いを発する事になるらしいのです。で、若い女性に「オジサン臭~い」とか言われちゃうんですね。じゃあ何で男性だけに匂いを感じるのかと言えば、スーツやコートなどに少しずつ染み込んでいく匂いを、女性の方がまめにメンテナンスしているからで、それだけの差なのです。と言う事は洋服のクリーニングや入浴方法、整髪料の違いなどに気をつければ大丈夫と言う事らしいです。皆さんもお年頃(お年頃って言うか?)になったら気をつけましょうね!じゃ!


・・・あっ!建築の話をしてなかった。
この加齢臭の話を読んでいて思ったのですが、家にも「その家独特の匂い」があると思いませんか?「○○さんの家は何となく匂うのよね~」とか、「彼の部屋に行ったら私のじゃない香水の香りが」なんて事ありませんか?(経験談ではありません・・・断じて)


これって生ゴミや、香水、煙草や体臭と言った様々な匂いの集合体。家人は慣れてしまうのでしょうが、他人は意外に気がついちゃうんですよね~。じゃあ、どうすれば良いのかと言えば、単純に掃除をすれば良いのでしょう。

「毎日、主婦が掃除しているのにどうして匂うのか?」と思われるかもしれませんが、毎日掃除しているのは床だけでしょ?昔のようにハタキをかけて壁や天井、照明器具に至るまで掃除している訳では無いと思います。つまり匂いと言うのは、床だけを掃除してもダメなんです。


匂いの元と言うのは空気中を浮遊しています。で、身近な物に付着するのですが、大抵は壁や天井、カーテンや洋服と言った「床ではない所」に付着しているんです。だから本当に匂いまで掃除しようと思ったら、壁や天井を丹念に掃除しなくてはならないと言うこと。


もっとも、毎日そんなにこまめな掃除をする訳にも行かないでしょうから、せめて家の中の換気を良くする事で対応しましょう。室内、あるいは家の中の対角方向や上下方向に風が抜けるように窓を開けること。また序ですから浴室や洗濯機が置いてあるような場所、台所などが、その風の通り道に成るようにすればカビなどの発生も随分抑えられると言うもの。


風を通す事は「匂いや湿気」の問題ばかりでなく、建物自体の健康を守る事にも成ります。つまり長持ちさせるコツみたいな物。一日中エアコンを点けるのを止めて、せめて1日に2,3回は自然換気に心掛けたい物ですよね。(電気を節約しよう)


ところで・・・私、大丈夫かなぁ・・・加齢臭?
 

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