Essay 161 暑くない家を考える 1

連日の猛暑!何なんだ、この暑さはー!39度も有るじゃないかー!39度と言ったら、温めのお風呂の温度だぞー!いくら温いと言ったって、一日中入っていればノボせるちゅーねん!

だいたい自分が子供だった頃には、何処の家にもクーラーなんか無かった。でも窓さえ開けていれば、チャ~んと昼寝が出来た。それが今はどう?この気温でクーラーも点けずに昼寝などしようものなら、家の中とは言え、熱中症の危険さえある!て言うか、その前に眠れないと思うけど、まったく恐ろしい時代になったものだ。


絶対に地球温暖化は進んでいるんだろうなぁ~。増え過ぎる車の排気ガス、ガンガン熱を撒き散らす電気製品の増加、大規模な工場の乱立、緑の激減!どれを取っても地球温暖化の要素なんだろうなぁ~。


で、暑いからエアコンを点ける。当然、室外機からは熱を放出し、外は余計に暑くなる。だからエアコンの設定温度を下げる。で、余計に外は暑くなる・・・・・完全に悪循環。あほらし。


10年後には、最高気温が40度を越すだろう。うんうん。これはもうお風呂の温度だ。しかも温く無い、調度良いお風呂の温度だ。どんなにサウナに強い人でも、一日中入っていれば倒れるように、人間の限界を超えている。


そこで冗談半分、本気半分で将来を見越して【暑くない家】を考えてみようと思う。
まず外部から考えてみよう。最初は屋根から。


考え方としては、「断熱」と「放熱」があるのだろうけど、放熱は難しいような気がするので、今回は断熱に限って考えてみよう。具体的な方法としては、二通りの方法が考えられる。


一つは屋上緑化。ビルじゃなくて普通の家でも、屋上に草花を植える屋上緑化はどうだろう。「ニラハウス」や「タンポポハウス」の例があるように、屋根上部に土を乗せ、そこに草花を植える事により、断熱効果を期待したい。つまり土と植物による断熱効果を期待するって訳。ただし大根やジャガイモは止めた方が良い。載せる土の量が凄い事になると思うから。


もう一つの方法は冷やす事。
日光で熱せられた屋根を、冷やす事により家の中の涼しさを確保したいと言う考え。この場合の屋根材は何でも良い。勿論、熱の伝わり難い素材を選ぶに越したことは無いが、それだと家の可能性が限られてしまうから。


冷却方法としては屋根の棟にパイプを通し、そこからポタポタと水を流して、屋根を冷やしたい。ジャ~っと流す必要は無い。あくまでもポタポタと垂れる程度で、充分屋根の温度を下げることが出来る。(某研究所で実験しているのを見た)


冷やす為の水は勿論、雨水。敷地内に5人槽程度の浄化槽を設け、この中に雨水を貯める。(大きければ大きいほど良いのは当然だが、そこはそれバランスと言うものが・・・)5人槽程度の浄化槽ならば、駐車スペースに納まる大きさだから、設置場所は確保できるだろう。これを小型のポンプで屋根まで汲み上げ、パイプから流してみたい。ポンプの電源は勿論、ソーラー。(風力も捨てがたいが、風のある日ばかりとは限らないしね)どちらかの方法で、屋根からの熱を防ぎたいと考える。


ただしパラドックスも生まれる。電源は確かに自然利用だが、ポンプを稼動させれば熱が発する。ここに問題が無いわけではない!と言うか、大いに有るかも?でも水は高い所から低い所へと流れていく。これをもう一度高い所に汲み上げるためには、どうしてもポンプの力が必要なのだ。このポンプの熱を何とかせねば・・・。これは後で考えよう。


次は壁。
金属系のサイディングは避け、土壁を復活させたいと思う。勿論!仕上げなど無くて良い。土壁その物が立派な仕上げなのだから。さらに土は熱に対する断熱性能が高い!と言う事で、これに決定~!


で、次は窓。
窓の材質や大きさは置いといて、大切なのは直達日射を効率良く遮る事。これ簡単に言うと、直射日光を、如何に家の中に入れないかと言う事。フフフ~、これは簡単。よしずを利用すれば良い。ほら~、海の家に行くとあるじゃないですか~? スダレみたいな奴が、立て掛けてあるでしょ? 昔は何処の家でも、よく見かけたものです。あれを窓の外側に立て掛けるか、吊るして直射日光を防ぎましょう。


え?「室内にカーテンやブラインドがある」って? チッチッチッ、甘いぜベイビ~! 直射日光を窓の内側で遮っても、実は断熱効果はほとんど無いんです。直射日光は窓の外側で遮るのが基本!これ建築の学校へ行くと、教科書に載っている初歩中の初歩。そういう意味で昔の人は、体験上から、その辺りの事を承知していたのだと思う。


ついでだから、庇を深く、かつ低く設けちゃいましょーう!
玄関庇に限らず、1階の庇は完全設置。地面から2mぐらいの高さが良いですねぇ~。で、庇の出を深く取る。なんだか数奇屋建築みたいになってきたなぁ~。当然ですが、この庇にも水を流すのを忘れないようにしたい。


更に建物の南側には池を設置。若しくは川でも可。出来れば「ビオトープ」みたいなものが良いのですが、これをどの家庭でも設けるのは不可能でしょうから、夏季限定の池に成れば良いでしょう。で、そこに水を貯め、風を誘う。うんうん、乗ってきたぞー!。池や川が無理なら側溝用のU字側溝を、敷地の周りにグルリと設置するのはどうでしょう?夏は水が溜まるように栓をして、貯めた水の蒸発が風を誘う事を期待したい。


水が有れば当然樹木は必要!最近流行りのガーデニングと言う奴は、背の低い草花で建物周りを飾り付けることが主眼ですが、ここの樹木はチョット違う。なんせ暑さを解消したいのですから、当然設置する樹木は背の高い落葉樹。しかも葉張りの大きい物を選び、直射日光をと視線を遮りたいと考えます。


あと暑苦しいから、ブロック等の壁的な物は禁止。暑苦しいは冗談ですが、家々の間を風が通り抜けられるように、風通しの良いフェンス程度で我慢しましょう。それと建物周りのコンクリート舗装・アスファルト舗装もダメとしよう、基本は土。芝張りなども良いですが、高麗芝などは夏枯れするので、「竜のひげ」なんて良いかもしれないですねぇ。


外回りはこんなもんかなぁ?まだ何か出来そうだけど、思いついたら後から補足しよう。
次は暑くない家の室内を考えようとお思いますが、長くなったので、この続きは次回に持ち越しです。