Diary 2000年12月12日

高田崇史氏の「QEDシリーズ・六歌仙の暗号」を読み終えた。凄い・・・この人の作品は凄すぎる。これは、推理小説の域を越えて「QED 証明終わり」と言うジャンルを確立しているようにさえ感じる。勿論、推理小説だから事件は起こるのだが、その事件と平行して「六歌仙」に隠された秘密や「七福神」の謎を、ロジカルな思考と莫大なデーターから読み取っているのには、ただただ脱帽してしまう。これを読んでいると、「古今和歌集」や「百人一首の解説本」を読んでみたいと思わせるほどで、千年以上昔の謎を解くと言う歴史の世界を堪能できる。
平安時代に和歌を読んだ歌人たちは全て・・・・・深い・・・。現代の三流推理作家などは、足元にも及ばないと感じさせられた・・・。
★ 年末と言うのは、誰にとっても忙しい。仕事の雑務や日常のこと、ひょっとしたら大掃除の予定だって、やり繰りするのに大変な筈。さしずめ今頃は「年賀状」を書くのに忙しい時期なのてしょうか?かく言う私も、仕事の後の雑用に、てんてこ舞いしている始末(>.<)図書館で借りてきた本は読まなくてはいけないは、撮り貯めてあるビデオは見なければいけないは、貰い物の日本酒は飲まなければいけないは等など(爆)それなのに、古本屋に言ってはダメでしょ!・・・・・と言うわけで、また5冊ほど買ってきてしまった。私の場合、なるべく「積読」にしたくない性格が祟って、有ると直ぐ読まなくてはいけないような気になるタイプ(^^;)この年末に致命的かも(笑)

【21世紀の幕開けまで、あと19日】

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