Diary 2001年3月11日

お天気の良い日曜ですねぇ~。車にガスを入れ洗車しようかとスタンドに行けば長蛇の列でした。車を洗うのに1時間は待つと言われ、あっけなく退散。「車は汚れていても走ればいいのだ!」と自分に言い聞かせ、仕事モードに突入です。昨夜も遅くまで起きていたので、今朝は寝坊し「アギト」を見逃したのが悔しい・・・・・。

■緊急のお詫び■

諸事情があり、毎週月曜の朝に更新している作業が、明日だけは無理かもしれません。
明日の夜には更新できると思いますが、どうぞご容赦下さいますようお願いすると共に、お詫び申し上げます。


辛く・・・長い夜の始まりです・・・・・・

たった数枚の設計図に、人は夢や希望・人生までもを託すことがあります。それを少しでも良い形で実現する手伝いをするのが、私の仕事だと思っていました。でも・・・私には出来なかった・・・。

K氏は初めから言われていたのに・・・・・「せめて母が元気なうちに、一日でもいいから新居に住ませてあげたい」と・・・。その時の私には、ご母堂様が余命幾ばくも無い状況だと理解できなかったのです。ご母堂様の様態が急変されたのは7日の日でした。「せめて母が生きているうちに計画図だけでも見せてあげたい」と言われました。ご自身の仕事場とご両親の住む「店舗併用住宅」の計画案は、まだ出来ていませんでした。他の作業を全部中断し、その計画だけに専念していたものの、焦れば焦るほど考えがまとまらず、ましてそこに住まれるご母堂様の様態の急変に、どうまとめ上げたら良いのかを悩んでいたのです。

それでも何とかまとめた計画案を、明日お持ちする筈だったのに・・・・・・・。先ほど訃報が届きました。言葉がありません・・・・・。
こんなに自分が無力だなんて・・・哀しくて涙も出ません・・・・・。たった数枚の計画図なのに・・・・・

「子が親を思う気持ち」と「親が子の成長を楽しみにする気持ち」その、どちらにも応える事が出来ませんでした。
せめて計画図を書き上げる事だけが今の私に出来る事です。叶うならばご母堂様の棺に入れていただき、天国でゆっくりと眺めて頂きたいと願う事しか出来ない自分が情けないです。

本当に、本当にごめんなさい。申し訳ありませんでした。心からご冥福をお祈りいたします。                  合掌

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