Diary 2001年9月13日

繰り返し流される衝突の瞬間、様々な角度から、その映像が繰り返される。アナウンスの声など消して、J・レノンの“イマジン”を流せば良いのに・・・・・と思った。

今日は J・レノンが聴きたい。

 

ツインタワーでの被害は広がっているのでしょうか?
メディアの情報を聞いていないので解りません。


今はもうその姿を見る事の出来ないツインタワーなのですが、この建物の設計者が日系人だと言う事を、ご存知でしたか?


建物は超高層建築が少しずつ建ち始めた1970年に着工し、77年に完成しました。

設計は日系人の“ミノル ヤマサキ氏”


当時エンパイアステートビルを抜いて世界一となった建物なんです。建物は超高層ツインタワービルと4つの低層棟から成り立っています。現在建っていれば世界第4位の超高層ビル(アメリカではシカゴのシアーズタワーに次いで2番目・ニューヨークで1番の高さ)で、階数は110階建て、高さは正確に言うと417mだと思います。一日20万の人の出入りが有ると言われ、ウォール街を見下ろすニューヨークのランドマークでした。ところが完成した当時は、とっても評判が悪い建物だったのです。

鉄とガラスで作られたプレーンな外観、周囲のスカイラインを乱す圧倒的な高さ、決して受け入れやすい建物ではなかったようです。
また外壁によって建物を支える形体を取っている為、建物外周に柱が有りません。これが完全に倒壊する原因の一つだったかもしれません。

建物って・・・そこ住む人や働く人の事、つまり「人間が生きる」事を考えて造られています。このヤマサキ氏だって、この建物を造るのにどんなに苦労したか計り知れません。そして完成した時には、希望に胸振るわせた事でしょう。

まさか、悲鳴と悲しみ、痛み、うめき、憎しみの声と共に消えてしまうとは想像もしなかったことでしょう。今はもう見る事の出来ない建築と、多くの失われた命を忘れないようにしたいです。

設計:Minoru Yamasaki(Yamasaki and Associates, with Emery Roth and Sons)
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