Diary 2002年3月9日

快晴の週末を迎えております。今日辺りが卒業式だと言う学校も有るようなので、晴れて良かったですね。私も学生の頃は、卒業式に「ボタンを下さい」の列が出来て、気が付くとボタンが全て無くなっていたなんて言う思い出が・・・全く有りません。

近頃の制服は、ガクランよりもブレザーが増えているようなので、「ボタンを貰う」なんて事も無いのでしょうね・・・。斎藤由紀さん、今デビューしなくて良かったと思います。今だったら、きっとあの歌は流行らなかったでしょうから(笑)

この土日、お出かけの方はお天気に恵まれそうで良かったですね!
私は出かけられませんが・・・(エコエコアザラク) いえ、別に恨み言ではありませんが(^^;)
主役は私なのにぃ~ 鈴木光司氏の講演会に行ってきました!250人入れる会場は、ほぼ満席。圧倒的に女性が多かったのは、予想したことですがチョッと圧巻でした(知り合いも何人か居ましたけどね) 講演のテーマは「その日をつかめ」。内容としては、ご自身の
「専業主夫&子育て体験」を通じて、世の男性ももっと「子育て」に参加すべきだと言う内容のお話でした。

大学卒業後就職せずに、いきなりの執筆活動。当然無収入なので、塾の講師や家庭教師をしながらの生活で、今で言うフリーター。結婚した時も今だ売れず。自ずと奥さんが稼ぎ頭になって生計を立てる毎日。そのうちに長女出産。生後4ヶ月から見てくれる保育園に預け、相変わらずの執筆活動。でも保育園の送り迎えや、帰って来てからの食事の支度、お風呂、洗濯は全て氏の仕事。

それを全て同時にこなし、一段楽した頃に奥様ご帰還。思わず「風呂か?食事か?」と聞く状態だったそうです。そのうちに次女出産。で、氏の子育ての作業に一段と拍車が掛かると言った様子だったらしいです。でも、この頃晴れてデビューが決まり、少しずつ軌道に乗り始めて現在に至るようでした。

興味深かったのは「子育てをするようになってから、小説を完結できるようになった」と言うこと。それまでは書き始めても完結させる事が出来ず、途中で投げ出す事が多かったそうなのですが、育児を体験してから「何を書きたいのかと言う目的意識」と「最後まで書き続ける忍耐力」みたいな物を学んだそうです。(うんうん、子育てって忍耐力なのよね~)

氏は「出産から一週間仕事を休み、お父さんも24時間赤チャンに触れて興味を感じる事が大切」と言ってました。また奥さんが育児や躾の事でストレスを溜めている時に、理解出来る事が大切であり、冷たく突き放してしまうと余計にストレスが増す事も解って欲しいと。

■感想■
この話を聴きに大勢の人が集まって来ること事体、社会には認知されていない「家庭内における男女の不平等な役割」と言うものを再認識しました。また、話を聴きに来る人の大多数が「女性」で良いのだろうか?ともね(^^;)

私に言わせれば氏の話は、「当たり前ジャン!」って感じだったのですが、これを語らなければいけない時代なのね?そっちの方が「リング」より、よっぽど怖かったです。

また、氏が作家として今の地位を気付けたのは、一重に奥様の理解の賜物!(←ここんとこ大事ですよね)だからこそ氏も、育児を始めとする主夫業を、やれたのでしょうから。

「女性は妊娠中に母性が芽生えるが、男性にそれは無い。だから生まれたら、暫くは育児に協力し、父性を芽生えさせなければいけない」と言ってましたが、チョッとだけ疑問です? まぁ、世の中には例外も多々ありますから、あえて反論はしませんけどね(^^;)

★蛇足★
質問コーナーで、質問なのか自分の好みを語っているのか解らないような人が多いのには笑った(^^) また「“リング”や“らせん”が大好きで何度も読みましたが、本当に超常現象がお好きなのですねぇ~」と聞いた女性には、氏もチョッとガッカリされた様子が見えて、なんだか可哀相でした(苦笑) あれは「引き裂かれる絆への怖さ」を書いたもので、超常現象はただのアイテムなのに、ホントに何度も読んだの?って感じで(^^;)

氏の答えは「超常現象は大嫌いですし、信じてません!」・・・・・でした。(爆)

でもなかなか楽しかったです。そうそう!「リング」はスピルバーグが、その映像権を買い取り、今向こうで撮影中だそうです。今秋には公開される予定らしいですよ!総予算70億の、お金の掛かった「リング」が秋には見られそうです。楽しみ~(^^)
 

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