Diary 2005年4月23日

松田優作主演の「人間の証明」を見た。
やっぱり宗居刑事の悲哀と厳しさは、松田優作のキャラと合っていた。映画は全然ハッピーエンドじゃないし、カッコ良いとか優しいとか、そんな温い物は全く無くて、戦争の悲惨さや人の心の奥深い哀しみを、静かにでも熱く表していた。
下らない効果音も無いし、過剰な演出も無い。ただ西条八十の詩が、時代背景や心のひだを淡々と表すだけで。

出演者も懐かしい顔ばかりで、とっても良かった。

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