勘違いしているのは誰?

私が利用している近所の図書館の記事が、朝刊に載っていた。
記事は、図書館の本にイタズラ書きや、頁を切り取ったりする迷惑行為が多くて困っているという内容だった。写真も載っていたが、中には文の数行だけをカッターで切り取られた本や、料理のレシピの頁だけを、そっくり破り取った雑誌などもあった。
図書館側曰く、「犯人探しをすることは本意ではないので、破損させられた本を公開する事で反省を促す」との事だった。

んんんんん、ナントお優しい考え方。でもなんか違ってないかい?
その本は、図書館の人の私物ではないし、図書館と言う施設の本でもない。それ全部、市民の税金で買った本。つまり私の本でも有るわけだ。

自分の大切な本を人に貸してあげたら、イタズラ書きされたり、頁を破り取られた格好で返ってきたとする。その時、相手に文句も言わず、じっと耐えているか?私はNO。相手を信用して貸してあげたのに、その信頼を裏切ったら、一言言わせて貰うのは当然の話し。

公共の物である本を汚したり、破いたりしておきながら、バレ無きゃ何しても良いだろうという考え方を、誰かが諭してあげなければいけないんじゃないの?それを「まぁまぁ」とか、「良いわ良いわ」にしておくから、世の中にバカが増えていく。

無人の返却ポストが増えたから、司書の人と顔を会わせなくても本が返せるのは、多忙な人にとっては大変便利だが、そう言う便利なシステムを逆手にとって、人としての常識やモラルを低下させるというのは、どう言う事だろう。

図書館の本は、本を破損させた人の私物でもなければ、図書館の司書の人の私物でもない。公共の物を守るという事は、義務と責任を背負うと言う事なんですよ。
この記事を読んで、毅然とした態度の取れない図書館側に対して、腹が立ったのでした。

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コメント(2)

ほわいとさん (2007年8月19日 22:10)

悲しい話です。推理小説の冒頭に載っている登場人物表に線が引いてあったり、こいつが犯人だと書き込んであったりという心ない行為に傷ついた経験を持つ人も多いと思いますが、どうしてそんなことをするのか理解に苦しむ経験が増えました。この先ますます生きにくい世の中になってしまうのかと思うとつらいです。

探偵長 (2007年8月20日 16:05)

本当にそうですね。
心がトゲトゲし過ぎなのかもしれません。
物を大切にする心・・・なんて事を言っていること自体
なんだか寂しい気持ちになってしまいます。

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