住宅メーカーの業務停止は誰に迷惑?

朝刊に「積水ハウス 15日間の営業停止」と報道されていた。
たしか中部地方4県に限っての業務停止で、全国規模の話しではなかったと思う。
理由は共同住宅(平たく言えばマンション?)建設において、工事監理の届出をしながら、実際には一度も現場に出向くことなく、その職務を全うしなかったから・・・なんて事。

簡単に言うと、工事中に図面と違う施工を意図的に、あるいはうっかり間違えて施工しないために、監理者が統括的に監理する義務を負っているにも拘らず、それをしなかったのはダメジャ~ンと言う事。姉歯から始まった一連の耐震偽装マンションも、「インチキ設計図の作成」と言う問題と、「ずさんな監理体制」と言った2つの問題があったのだが、その一つと同じこと。

ただ・・・・・・・・私がこの記事を見ても、別に驚かないのですが・・・・・。
理由は書けませんけどね。(分かる業界人には分かる話)
小さな住宅でも、工事監理者は絶対に必要なのです。今、家を建てている真っ最中の人は、手元にある確認通知書の工事監理者欄の名前を、もう一度見てみましょう。
ちなみに法的に監理者の設置が義務付けられているのは、100㎡(30.25坪)以上の住宅からです。


で、話が反れたけど、15日間の業務停止で一番迷惑を被っているいるのは、さて誰でしょう?
下請け業者?
関連メーカー?
関連企業?
社内的な本音とすれば、当然本社?
どれもハズレ。

一番迷惑しているのは、今、工事途中の家の施主ですよね。
さて、どうなるのでしょう?????

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