「読む」から「書く」へ

JUGEMテーマ:日記・一般
毎年12月12日になると、京都の清水寺で、今年一年を総称する漢字が発表される。今年は情けない事に「偽」と言う文字が選ばれ、書き手の僧侶も残念そうだった。それだけ世知辛い世の中なのだと、一言で片付けてしまうのは簡単だが、それではあまりにも寂しい気がする。せめて気が付いた今年を反省し、来年はその「負のループ」から脱却して欲しいと願う。

自分自身の今年を一言で表すとすれば、「読む」だったと思う。単純に「趣味の本を読む」から始まって、有栖川さんの原稿から、「城を読み取る」と言うこともあった。また、リフォームの計画に関しては、「既存建物の特徴を読む」と言うのもあったし、新築計画では、「施主のニーズを読む」と言う事もあった。まっ、これらの設計作業に関しては、いつものことなので、取り立てて今年に限った事ではないのだが、それらも含んで「読む一年」だったと感じたわけです。

そこで来年は、「書く一年」にしたいと考えている。趣味の本を読むことに関しては、出来る限り楽しみながらも、自分が書きたい事は尻切れトンボにならぬよう、しっかりと目的を持って最後まで書ききることを目標としたい。それはブログ然り、その他の文章然り。

また文章だけではなく、設計図に関しても「書く」を、充実させたい。
実は今年、いくつか反省した事がある。けして失敗した訳ではないのだが、「ああ~、こうすれば良かったのに~」と、後悔した事がいくつか有った。それは、ひょっとしたら設計図に書き込むデータ量を増す事で回避できた、あるいは気付く事が出来た点だったと感じたのだ。だから来年は、今年感じた後悔を、一つでも減らせるような「書く」を、心掛けたいと思っているのです。

幾つになっても反省の日々なのは情け無いが、来年に目標を持って望めると言うのは、悪い事では無いと思っているのですよ、はい。

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