平成の米騒動


「米騒動」と聞くと、中学の歴史の教科書に出ていた、享保の大飢饉を思い出す。
天候の悪化と害虫の大量発生の影響で、米が全く取れない。自分達の食べる分さえないのに年貢だけは毟り取られ、その結果大勢餓死する者が出た。これ「享保の大飢饉」。明治時代に入っても米騒動と名の付く出来事は何度かあったが、いずれも米の収穫量を原因とする食糧不足か、価格の大暴落だった。それが、「毒物汚染」を原因とする米騒動が起ころうとは、嘆かわしいとしか言いようが無い。

農水大臣様は、「死なないからジタバタシナイ」みたいな趣旨の発言をされているが、汚染米を原材料に使った酒造メーカーや食品会社は、自主回収を始めている会社もある。その損害額は何十億円規模。こんな事を言うと顰蹙を買うかもしれないが、予想していない借金を背負い、会社が立ち行かなくなり、首を括るトップが出て来ても不思議じゃない状態。勿論、口にする消費者の体調にだって、異常が出ないと言う保障は無い。それにも関わらず、「ジタバタしない」とは何たる言い草か! こんなに人の痛みを感じない大臣様が居座る政党の、親分選びの選挙騒ぎの方が、よっぽどジタバタしているように見えてしまう。

だいたい、民間企業同士の話だから国は知らん!みたいな顔をして話しているが、事故米(食べるな危険!米)を、食料品会社に卸していたのは農水省じゃないの? 落ちていた米を拾って悪用している訳じゃなく、ただで貰ってきた米を勝手に悪用したわけでもない。国にお金を払って買って来た事故米を、どう使ったかの問題なのに、それを「死なないからジタバタシナイ」とは、暴言も甚だしい!(怒) 
ひょっとして・・・事故米を食料品会社に売った段階で、不正の匂いを感じ取っていたんじゃないの?
知ってて売ったんじゃないの? そう言われても仕方ない状況だと思うが。

酒好きとしては絶対に許せない、 久しぶりに燃えた発言だぜ!(激怒中)

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