有効求人倍率の嘘

有効求人倍率が、0.8倍に低下したと書いてあるのを読んだ。つまり10人のうち、8人しか仕事が無いと言う事。驚いて、よくよく記事を読んでみると、さらにビックリする事が書いてある。

有効求人倍率の「0.8」と言う数字は、非正社員も含まれた数値であり、正社員の有効求人倍率は、ナント！0.52倍だと言う事。つまり2人のうち、正社員になれるのは1人だけと言う事なのだ！
(厚労省のHPにも書いてある話)
と言う事は、0.8から0.52を引いた0.28の数値は、派遣社員やパートの人たちに対する求人の数となるわけだ。怖～。　都道府県別の求人倍率を見ると、沖縄に関しては0.34倍と言う低さ。10人のうち7人には仕事が無いと言う有様。

なんじゃこりゃあ？
いったい何処の発展途上国の話だ？

仕事が無いと言う事は、経済が発展しないと言う事。つまり国が前に進むための、機動力が無いと言う事。獅子丸コイズミが、「規制緩和こそ国の発展」みたいな甘い発想で舵を誤ったばかりに、この体たらく。

仕事が無くなれば生活も荒れる。人の心も荒み、「自分さえ良ければ他者はどうでもいい」と言う気持ちになる。言葉は荒れ、容姿にも内面の醜さが、滲み出てしまうかもしれない。国が荒れるのは人が荒れるから。人が荒れる理由は、夢が見れないからに他ならない。思想で生活は豊かにはならないが、夢や希望があれば人は生きていける。

毎日ビフテキを食べられなくても、お茶漬けすすりながら、明日への希望を持っていたいと思うのです。政治家先生様には、そこを分かっていて欲しいのです。じゃないと、船が沈みそうで怖いのです。
「唇に愛を！国民に仕事を！」なんてシュプレヒコールが上がるのを、聞きたくは無いのですよ・・・。